ひとりごと
ゲームに関する
あれやこれやについて
ほみやがひとりで
熱く語りまくります。
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ゲームの違法な裏世界を覗いてみる 2004.10.13 |
やばそうなタイトルを付けてみましたが、今回の「ひとりごと」では、そのものズバリ「裏ゲーム」の世界を見てみることにします。誤解しないでいただきたいのですが、筆者はなにも違法行為を助長しようとか、タダでうまいことゲームをしようとか、そういうつもりでいるわけではありません。そのようなものがあることを知ったうえで、どうか皆さんはやらないでね、甘い誘惑に負けずに正しくゲームしてね、と訴えかけたいだけなのです。そのためには、陰の部分を知識として持っておくことも必要です。知らなければどんなに違法なことも、悪いことをしているという自覚のないまま行ってしまいますからね。
ゲームの裏世界の筆頭として、「違法コピー」があります。正規のソフトからデータをコピーし、そのコピーで遊んだり、売買する行為。もちろん完全に違法です。しかし、コピーのためのツールは秋葉原などでは平然と売られているのが現状です。なぜ、違法なモノを売ってもいいの?警察はなにをしているの?と思われるかもしれませんが、これにはワケがあります。
ゲームはパソコンのソフトと同じく「ソフトウェア」です。そしてそれをフロッピーなり、CD-ROMなりという形で販売していますよね。しかし、高いお金を払ってソフトを買ったまではいいのですが、フロッピーやCD-ROMは壊れることもあり得るわけです。そこで、万一の場合を想定して、収容されているデータをバックアップする、という概念が発生します。即ちコピーして複製を作ることです。オリジナルが壊れた場合でも、コピーがあればダメージを受けずに済みますよね。つまり、自分が買ったものをコピーして不測の事態に備える、そのためのツールとしてのコピーマシンを販売すること自体は合法なのです。だからコピーツールは平然と売られているわけですね。
早まってはいけないのは、この場合のバックアップとは、オリジナルを自分で、正当な手段で所持している場合に限られます。また、コピーを保存してオリジナルを手放した(売った、譲渡した)場合は、そのコピーを使ってはいけません。もちろん、他の人から借りたものをコピーするのも違法です。当然ながら、コピーしたものを他人にあげたり売ったりするのも完全な犯罪行為になります。他人から借りたゲームソフトをコピーしまくろう!売っちゃおう!などとは間違っても思わないで下さいよ。自分だけで遊ぶのもダメですからね。違法コピーについては個人使用の範囲であっても犯罪になります。
違法コピーがどんなものか理解していただいたうえで、その歴史を見てみたいと思います。違法コピーは家庭用ゲーム機としてファミコンが登場する以前、ゲームと言えばパソコンが主流だった頃から存在していました。当時のゲームと言えばソフトはフロッピーでしたから、コピーも比較的容易だったようです。そのうちにファミコンが登場しますが、こちらはソフトがカセットROM。コピーは難しいんじゃないか・・・と思われたのですが、ほどなくコピーツールが出回ります。それは、一方にオリジナルのソフト、もう一方にデータの入っていない生ROMを挿入し、スイッチひとつでデータを丸ごとコピーするという単純なダビング機でした。
驚くべきことは、当時はまだ一般に著作権への意識が低かったのか、街のオモチャ屋がこのツールを用意し、お客からのコピー依頼をおおっぴらに受けていたことです。筆者が通っていた中学校の近くには、ファミコンソフトをコピーしてくれるオモチャ屋がありました。たしか価格は1本500円ぐらいだったと記憶しています。元になるカセットを持っていくとその場でコピーしてくれるらしく、友達からソフトを借りてはこのオモチャ屋に持っていくことを繰り返していた人もいたようです。500円と言えども子供にはそうそう出せる金額ではありませんが、オリジナルを買うよりははるかに安く済むことから、このオモチャ屋はけっこう繁盛していました。が、ある日突然バタッと店じまいしてしまいました。おそらく摘発されたのでしょう。あれだけおおっぴらにやってたのですから無理もないことです。思えば当時は街のそこかしこに「ビデオダビングします」などと書かれた看板が氾濫していたのですから、コピーに対する「犯罪なんだ」という意識がいかに低かったか、容易に想像できると思います。
実は筆者、知らず知らずとは言え、今になれば「あれはコピーソフトだったんだなあ」というカセットROMでゲームをしたことがありました。中学生の頃に友達から借りた、ナゾの黒いカセット。ラベルもシールも貼っていない代わりに、カセットの中央に開いた穴に銀色のシールが貼られていました。そのシールを剥がすと中のデータが消えてしまうので気をつけろ、と友達からは注意されてましたっけ。実はコイツがコピーソフトってヤツだったのですね。それでも不具合の記憶はありませんから、コピーツールの性能はほぼ完璧だったのでしょう。こんなに手軽にコピーできては、正規品を買わずコピーで済まそうと思ってしまうのもわからないでもありません。
前述のような摘発が相次ぎ、違法コピーは完全にアンダーグラウンドの世界に潜ります。スーパーファミコンのコピーツール(「マジコン」などと呼称します)の多くは韓国の技術者が製作し、こっそりと国内に輸入されていました。韓国は日本以上にゲームのコピーが盛んな国ですので、ツールはたいてい韓国製だったりするのです。マジコンはカセットtoカセットのコピーではなく、複製をフロッピーディスクやCD-ROMに作成します。スーパーファミコン本体にマジコンを挿し、そのマジコンにオリジナルのカセットを挿します。そして、マジコンとケーブルで繋がれたドライブにコピー、となるのです。名目上はやはり「オリジナルが壊れた時のためのバックアップ」ですが、誰もそんな使い方をするわけがなく、ソフトを借りてはコピーするのですね。即ち、マジコンの販売・所持そのものに違法性はありませんが、使い方次第ではお縄となります。末期にはスーパーファミコンソフトのほぼすべてを網羅したコピーCD-ROMがアンダーグラウンドルートで販売されました。一枚のCD-Rに数百単位でゲームが入っているシロモノですが、こちらも顧客が増えたことからアシがつき、販売していた店と販売者は摘発・逮捕、購入リストから顧客を洗い出してCD-ROMは回収されました。
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←摘発された「SFC研究会」が販売していたCD-ROM。4枚組で8万円と高価ではあるが、スーファミでリリースされたほぼすべてのソフトが入っていることを考えると、単純に価値は1千万円クラス。前述のように顧客から回収されたため、現在も所持しているのはごくわずかと言われています。 |
ただ、それではゲームを作るソフトメーカーが何の対策も講じなかったかと言うとそうではありません。ソフト内部にプログラム的にプロテクトを仕掛け、コピーをできなくしたゲームもあります。が、それに対抗してマジコンもバージョンアップしてプロテクトを破ります。そこで、今度はカセットROMの内部に特殊なチップを搭載することによるプロテクトが考案されます。コピーにおいては、複製されるのはROM内のデータだけですので、チップまではコピーできません。そうすると、単純にコピーされただけのものは実機で走らなくなるというわけです。しかしこちらも破られたうえ、正規版にもバグなどの形で影響を及ぼすこともあったようですね。何よりプロテクトの搭載にかかったコストはソフトの価格に乗せられますから、一部の悪質なゲーマーのせいで、損をするのはいつも正しいゲーマーということになりますね。
ニンテンドウ64のマジコンも存在しています。これについてはスーパーファミコンのものの発展型で、カセットから吸い出してコピーするのは同じです(記録ドライブはZIPなど)。面白いのはコピーしたデータだけでは遊べず、起動時には何らかのオリジナルカセットをマジコンに挿し込んでおかなければならない点。カセット内部の特殊チップによるプロテクトに対する策ですね。この特殊チップがなければゲームが起動しないわけですが、チップには特許があって任天堂にしか製造できません。なので製品版のオリジナルカセットを利用することで、それをマジコンのパーツとしてチップだけ利用するわけです。あの手この手を考えるもんですなあ。感心することじゃないけど。あ、ここでは詳しく触れませんが、当然PCエンジンやメガドライブ、その他もろもろのマジコンも存在してます。ハードの数だけマジコンもあるってことです。
プレイステーションやセガサターンの登場でゲームソフトの主流がCD-ROMになると、誰もが思い付くこと。それは、「カセットROMよりCD-ROMの方が、カンタンにコピーできるのでは?」ということ。確かに、CD-ROMに記録ができるドライブがあれば、例えばプレイステーションのゲームソフトを複製することは難しくはありません。特別なツールは必要なく、今ではたいていのパソコンにCD-Rドライブが搭載されていますから、言ってみれば誰でもゲームソフトをコピーできるわけです。ですが、我々が思い付くようなことに対してメーカーが策を講じないわけはありませんよね。実はプレイステーションは、過去の教訓からソフトだけにプロテクトをかけるのではなく、コピーされたCDが走らない(起動しない)ようなプロテクトが本体側にも施されているのです。
プレイステーションの正規版ゲームソフトには、CDの中心にある「TOC」と呼ばれるさらに特殊な部分に、特別なデータが記録されています。言わば「これはちゃんとした商品版のソフトですよ」ということを示すような識別信号と思って下さい。で、この特殊なデータはコピーできません。即ちコピーしたCD-Rは、識別信号がない状態になります。プレイステーション本体は、挿入されたCDに対して、まずこの識別信号を読みにいくのです。正規版なら問題なく起動しますが、コピーには識別信号がないため、本体は起動を拒否するというわけですね。なので普通は、単純にゲームソフトのデータをコピーしたCD-ROMは、プレイステーションでは使用できません。あくまで、普通は・・・です。
ここで、違法者たちは新たな手段を生み出します。マジコンやプログラムに頼らない、なんとも原始的な方法でプロテクトを回避したのです。まず、通常の製品版のCD-ROMを本体に挿入します。これには識別信号がちゃんと入っていますから、起動しますよね?そこで、この識別信号を本体に読み込ませてからディスクトレイを開け、コピーCDに入れ換えればゲームができそうだと考えたわけです。しかし、トレイを開けると識別信号はリセットされますので、普通はムリだろうと考えます。ところが違法者たちは諦めません。なんとかして本体に「トレイが開いていないと思わせる」手段はないだろうかと考えたのです。
例えばプレイステーション2本体ののトレイ収納部上側には、トレイの開閉を認識するピンがあります。トレイのスキ間から薄いプラスチックカードなどを挿し込み、このピンを押し込んだままにしておけば、本体に「トレイが開いた」ことを認識させずにトレイを引き出すことが可能です。この方法でディスク交換をすれば、コピーしたROMがあっさりと起動してしまいます。なんと、それを目的とした商品もあるのですから凶悪このうえないですね。
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←海外製の「SWAP MAGIC」。ゲームの起動に必要な識別信号の入った、言わば起動ディスクです。ゲームの種類に合わせて、ご丁寧にもCDとDVDの2枚組セット。扱う業者もさまざまで、中には写真のようなピン押し用のスライドカードもセットになったものまで存在します。そうまでしてコピーゲームがしたいのか?と言いたいですね。 |
また、プロテクトを破るために本体を改造する人々も出てきました。それが「MODチップ」と呼ばれるものです。これを自分でプレイステーション本体内部の基盤に取り付けることで、本体にトレイが開いたことを認識させず、強制的なオープンが可能になります。基盤へのハンダ付けが必要となるためマジコンに比べて敷居は高いですが、国内でも確実にユーザーは増えているようです。さらにとんでもないことに、韓国などで売られているプレイステーション2やドリームキャストの本体はほとんどがMODチップ搭載済み(つまり改造済み)だと言うのですから、コピーで遊ぶことが大前提になっているわけです、あちらの国では。ちなみにMODチップはバックアップ名目のコピーツールとは違って、売買は完全に違法ですので注意して下さい(と言っても秋葉原には売ってるショップもチラホラ?)。っていうか買うな。ネットでは回路図なんかも公開されているようなので、自分で作れる人なら作るぶんには合法でしょう。コピーのみで遊ぶのはもちろん違法ですけど。
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←PS2用MODチップの1種。これを自分でPS2本体の基盤にハンダで取り付けします。失敗すれば本体を壊すことになりますが、秋葉原の某ショップでは取り付け代行サービスも行っているもよう。まったく・・・ |
改造には他にも面白いものがあります。それは、MODチップなしで自由なトレイの開閉をより容易にするため、PS2本体のガワを交換してしまうというものです。PS2をPSと同様のトップオープンにするためのパーツが、これまた平然と売られていたりします。そういう手間は惜しまないのに、なぜそうまでしてコピーにこだわるかなあ?と呆れる反面、そのバカバカしいまでの情熱はむしろ讃えてあげたいほどです。もちろん皮肉ですけど。
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←このパーツを使って、PS2をトップオープンタイプに改造してしまいます。しかもありがたいことに(笑)、SWAP
MAGICとのセット。至れり尽くせりといった感じで、誰がこんなこと思い付くんだろうなあ。そういえば小型化された「PStwo」は最初からトップオープンですが、対策はされているのでしょうか? |
過去に違法コピーによる被害にはさんざんイヤな思いをさせられてきた任天堂は、ゲームキューブの発売にあたり、メディアを8cmDVD使用の完全独自規格にすることで、PCなどで認識されない「キューブでしか読めないディスク」を作った・・・はずだったのですが、これも誰が見つけたのか、あるソフトのセキリュリティーホールを利用した吸い出し技が発見されてしまいます。「ファンタシースターオンライン(PSO)I&II」はネットゲームですが、ゲームキューブとパソコンをLANで接続し、パソコンを仮想的なサーバーとして設定することで起動が可能。そこで、ゲームキューブ側でゲームディスクを「PSO」からコピーしたいゲームに入れ換えると、ゲームデータがパソコン側に吸い出せるのです。ただし吸い出したデータを仮に8cmのDVD-Rに焼いたとしても、ゲームキューブでは認識しません。コピーしたゲームデータで遊びたい時は、パソコン側からデータをキューブに転送しながらプレイしなくてはなりません。
当然X BOX向けにも、既に吸い出しソフトやMODチップは揃っています。こちらのメディアもパソコンに挿入したところで認識しませんので、X
BOXとパソコンを接続してコピーするわけです。FTPとかを利用するわけなんですが、もうその手順が面倒くさい!筆者なんかはとてもその手順に耐えられません。そんなことに時間を費やすぐらいなら、正規品を買ってさっさとプレイするよ!ってな感じなんですがいかがでしょう?コピー派の違法者たちは、そういった手順や時間を惜しまないのでしょうか。ファミコン時代ならいざ知らず、現在のゲームは大容量。コピーと言ってもかなりの時間を要します。その時間で普通にゲームすればいいじゃん!と筆者は感じてしまうなあ。
プロテクトというものはここまで見てきたように、必ずそれを破る人が現れます。そのためプレイステーションに限らずゲーム機は、特にバージョンアップの告知がされなくても、内部的に若干の変更が加えられることがあります。そしてその都度、プロテクトが新しいものに変えられているのです。ただ、この方法では「新しく本体を買った人」にしか新プロテクトが適用されず、旧タイプの本体を持っている人には効果がありません。それでもコピーユーザーの最大数を抑制することはできますので、即ちコピーを売りたい人にとっては確実にダメージとなるわけです。
ちょこちょこと韓国の名前が出たので、ちょっとだけ触れておきましょう。韓国はゲームコピー大国。基本的にゲームソフトはコピーするものと思っている国なので、人々に罪の意識がないのです。これはもう文化の違いとしか言えないのですが、日本とは逆に音楽CDのコピーは少ないんだそうで、その価値観の違いは興味深いものがあります。ゲームショップにはソフトの商品そのものはあまりなく、クリアファイルにジャケットのカラーコピーだけが並んでいます。店員にタイトルを告げると、近くにある倉庫からコピー済みのCD-Rを持ってくるのです。これは警察の摘発対策で、店舗に商品を置かない裏ビデオ屋みたいな状態ですね。プレイステーションのソフトなんかはCD-R1枚に対して1作品ですが(複数枚のものは同じ枚数で)、ファミコンやスーパーファミコンのものはそれこそ1枚のCD-Rに数百のタイトルが収められているのです。
ここまで読んだ人の中には、コピーツールやMODチップが欲しくなった人もいるでしょう。最初の投資をすれば、あとは格安でゲームができる!確かに魅力的ですが、中古問題の回で触れたように、これらの方法でゲームをしてもメーカーには一切還元がありません。プレイする人がたくさんいるわりにメーカーは儲からない、そんな状況になれば、制作費の削減や規模の縮小、場合によってはメーカーの倒産という事態にまで繋がる問題なのです。「最近のゲームはつまらないなあ」などとお嘆きのアナタ、もちろんアナタは違法コピーに手を染めてなんかいないですよね?「コピーしてまで遊びたいゲームがないなあ」なんてことを言ってる人に、ゲームを語る資格はありません。ゲームがつまらなくなったのが事実ならその原因は、コピーユーザー自身が招いているのかもしれませんよ?
最近では複数のレコード会社がコピーコントロールCDの撤廃・柔軟化を発表しています。理由は「ユーザーの著作権への意識が高まったから」というものですが、まだまだ一般レベルにおける意識は私から見れば低いです。CCCDに反対していた人の多くは「コピーできないじゃないかフザけんな!」という自分勝手な感情任せの憤りしか持たず、著作権云々など考えていないのではないですか?今回はたまたまi-podの爆発的人気からレコード会社側が折れた、という結末ですが、消費者に対して著作権・違法コピーの問題は啓蒙し続けていかなければならないでしょう。
ほとんどのコピーツールやチップが「バックアップ」を名目にしていることはさんざん書いてきましたが、建前は建前。バックアップするほどゲームを愛しているなら、安易なコピーなどできないはず。ユーザーのほとんどは正しい使い方なんかしておらず、借りてきてはコピー、ひどい場合はコピーしたものを売ってしまうことすらあるのです。「売っているものを金を出して買い、使っている。何が悪い」と開き直るのもけっこうですが、商品に疑念を抱くのも大切なことです。たとえば、「女子高生を3万円で売ってたので買いました、何が悪いですか?」という言い訳が成り立つかどうか?コピーユーザーがやっているのはそれと同じレベルだってことです。人間として大切な何かを置き去りにしてしまう前に、違法コピーからは足を洗った方が身のためですよと御忠告申し上げておきます。
また、違法コピーの現状をしっかり理解していながら「バックアップツールですから」という建前で販売し続けるショップさんも、覚悟しておいた方がいいかもしれませんよ。法律というものは時とともにどんどん厳しくなります。もっとも厳しくなるのは違法スレスレなショップとユーザーが存在するからなので、自分で首を絞める結果になるわけですから、筆者にとっちゃ何の関係もないことですが。そもそも、世の中には「バックアップできない商品」なんて山ほどありますから、ゲームソフト(プログラム)のバックアップが禁止されることもじゅうぶんあり得るわけです。
しかし、仮にコピーがなくなったとしてもゲーム界を脅かす「裏世界」はまだまだ残っています。コピーよりも手軽でパソコンとネット環境があれば誰でもできる、しかもほとんどタダ・・・・・・そう、「エミュレーター」の世界です。今回一度に書いてしまうつもりだったのですが、けっこうなボリュームになりそうなので分割します。ということで、次回は「ゲームの裏世界第二弾・エミュレーター編」をお送りします。
きちんとお金を払って、清く正しくゲームをしよう! |
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