インターナショナル版での限界突破

 限界突破とはその名の通り、キャラクターの最大HPやMP、敵に与えられるダメージ量(味方への回復量)について、デフォルトで制限された値を大きく超えさせることを言う。具体的には最大HPは通常の限界値9999から99999に、MPは999から9999になり、敵に与えるダメージ&味方の回復量は9999から99999になる。そんじょそこらの敵なら、99999ダメージに耐えられるものはほとんどいないだろう。

 では、限界突破とは、究極の最強ラクチンプレイをするためのもの?と思いがちだが、それは違う。「FFX」究極のやり込み要素であるモンスター訓練所、ここにはHP数百万の魔物がゴロゴロしている。もちろんその攻撃力も半端ではない。このような魔物に太刀打ちするためにも、限界突破はやり込みプレイヤーにとって必須なのである。

 インターナショナル版ではさらに、通常版にはなかったダーク召喚獣イベントや、隠しボス「デア・リヒター」が追加されており、その厳しさはモンスター訓練所の比ではない。インター版を極めようというプレイヤーには、なおのこと限界突破は必須だ。

 では、どうすれば限界突破が可能なのか?
 それではさっそく、限界突破にいそしむとしよう。オリジナル版で培った知識の通りに装備を改造し、「ドライブをAPに」でひたすら防御防御……。戦闘を終えてみると、APがほとんど獲得できていない!いったいなぜ?!

 実は、インターナショナル版では
「ドライブをAPに」にちょっとした細工が行なわれているのだ。「ドライブをAPに」でAPを獲得した場合、獲得するごとに「前回獲得したAPの90%」になるように変更されている。つまり、「ドライブをAPに」をセットして瀕死状態で防御を繰り返すと、100%、90%、81%、72%、……と低下していき、10回以上防御した頃にはほとんどAPを得られなくなる。結果として数百回防御を繰り返したところで、S.Lvは3も上がればいいところだろう。これでは、限界突破に果てしない時間がかかるのはあきらか。どうすんの?!

 こうなったら、発想を変えるしかない。実は、インターナショナル版で最も効率的なのは
「ドライブをAPに+OD修行」なのである。オリジナル版での「ドライブをAPに+OD危機」は、瀕死状態で防御しまくることによってAPをこつこつ稼ぎまくる、という概念だった。だが、それが徐々に低下していく以上は、一発で大量のAPを得るという方法に切り換えてやる必要がある。そこで、「ドライブをAPに+OD修行」をセットし、わざと大ダメージをくらえば一度に多くのAPを獲得できるというわけだ。もちろんこの場合も徐々に得られるAPは低下していくので何度も行なう必要はあるが、最も実用的なはずだ。

 ただし、大ダメージとはいってもそんじょそこらのダメージではたいしたAPは稼げない。オススメは
ダーク召喚獣を利用させてもらう方法だ。通常のキャラクターなら、ダーク召喚獣の攻撃でまず99999ダメージは必至。これならかなりのAPが獲得できる。ただ、普通はダーク召喚獣との戦闘からは逃げられないうえ、結局は倒さないとAPを得られない。しかも倒すと2度と出現しないので、何度も挑戦できない……。

 そこで利用するのは、雷平原に出現する
ヘレティック・イクシオン。これはイベント上2度倒さないと倒したことにならず、倒すまでは何度でも戦いを挑める。しかも1回目の戦闘からは確実に逃げることができる。これ以上の好条件はなかなかないはずだ。

 具体的には、限界突破したいキャラの装備に「ドライブをAPに」をセットし、ODタイプを「修行」にする(装備に「ピンチにドライブ」「AP3倍or2倍」をセットすれば、より多くのAPを獲得できる)。そしてヘレティック・イクシオンと戦闘開始。味方にヘイスガをかけた上でひたすら防御し、敵の攻撃を受け続けるのだ。もちろん一撃で仲間は戦闘不能になるので、すぐに蘇生しよう。これを繰り返し、敵のオーバードライブゲージが満杯になる頃に「とんずら」するのだ(もちろん、育成したいキャラが生きている状態で)。装備にセットしたアビリティによっては、敵のオーバードライブゲージが満杯になる約5〜10分ほどの間に、S.Lvが50前後上がることもある。こうなったらしめたもの、どんどん成長させよう。ヘレティック・イクシオンとは何度でも対戦できるので、満足いくまで戦おう。できれば、味方3人を同じ条件にして戦えば、一気に3人を育てることができて効率がいい。

 他に、訓練場のサポテンダーと戦って「針99999本」をくらう手もあるが、必ず使ってくるわけでもないのでやや効率がよろしくない。確実に99999ダメージをくらう相手と戦うのがベスト、ということだ。

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