デア・リヒターを攻略する!

注意:このイベントはインターナショナル版でしか発生しません!

イベント発生時期:飛空艇入手後

イベント発生場所:設定ではナギ平原。実際には、飛空艇の移動メニューからエンカウントする

イベント発生条件:
すべてのダーク召喚獣を倒すこと。それを成しとげると、ナギ平原に謎の巨大オブジェが出現するイベントが挿入される。それこそが、デア・リヒターだ。イベントが終わると、飛空艇の移動先一覧に「デア・リヒター」という項目が追加される。これを選択して決定すると、そのまま戦闘となる。
 まずは、デア・リヒターの脅威的なデータを見ていこう。デア・リヒターは戦闘の過程においてその姿を一度だけ変化させる。以後、変化前を第一形態、変化後を第二形態と呼称する。第一形態のHPは3000000(3百万)、第二形態は9000000(9百万)。合計で1200万となっている。これだけならば、訓練所の「すべてを超えし者」とさほど変わらないと思えるかもしれない。が、これに右腕・左腕が付随し、HPはそれぞれ500000(50万)である。この2本の腕は、当然個別の敵として活動し、我々がデア・リヒターを倒そうとするのを容赦なくジャマしてくれるのだ。しかも腕は、倒しても倒しても復活する(後述)。

 デア・リヒターを倒すにあたっての準備だが、装備についてはこれまでのダーク召喚獣との戦いで基本としてきた
「HP限界突破・リボン・オートヘイスト・オートフェニックス」でOK。「HP限界突破」は絶対必須、HPは4万〜5万に達していると余裕がある。オートヘイストもまた必須と言っていい。敵の「スロウガ」を無効にする意味でも絶対に必要だ。ヘイストを無効にされるたびにかけ直していたのでは、とてもではないが攻撃の手が追いつかない。

 武器は当然「ダメージ限界突破」が最低限必須だ。「クイックトリック」を基本としたいので、「MP消費1」など、なるべくMPを消費しないようなアビリティが役に立つだろう。あとは好みに応じて、といったところか。

 準備は装備だけでは終わらない。まずはアイテムの補充。わいろを使うなりして、何としても
ラストエリクサーを持てるだけ(多ければ多いほど良い。強いて言うなら50〜80個)持っていくこと。当然、フェニックスの尾も最大限持っていく。さらに、全キャラクターのオーバードライブタイプは「憤怒」にセットしておいた方がいい。自分のダメージをゲージに転化する「修行」よりも、他の二人のダメージを転化できる「憤怒」の方が、ゲージの上昇が早いはずだ。もちろん、ゲージは事前に溜めておくとなお良い。

 さらに、バトルメンバーそれぞれの
「運」は100に達しているだろうか?運が100に達していないと、両腕に対する攻撃がしばしばミスになる。腕への攻撃をミスすることは、そのままパーティの致命傷になることすらあるので、運は可能な限り上げること。プレイしてみた感覚では、100あれば攻撃をミスすることはなかった。なぜこのことが致命傷になるのかは、以下の攻略を読めばわかるはず。

 デア・リヒターはすべてのダーク召喚獣を倒した瞬間に、専用のイベントが挿入されて出現する。
この後、飛空艇のブリッジからリストを見ると、いちばん上に「デア・リヒター」という移動先が出現しているはずだ。この「デア・リヒター」を選択して決定すると、すぐさま戦闘に突入するのである。即ち、戦闘はエフレイエや「シン」の右腕・左腕同様、飛空艇甲板で行なわれることになる。ただし、この戦いにおいては特殊なトリガーコマンドはない。離れたり、接近したりといったことは起こらないということである。

 ではいよいよ、デア・リヒターの攻撃パターンを解説していこう。デア・リヒターは、前述の通り「本体」「左腕」「右腕」の3つのターゲットからなっている。それぞれのHPは先に述べた通りだ。まず、本体(第一形態)は「プロビデンス」なる全体攻撃をしかけてくる。「プロビデンス」にはスロウの追加効果があるものの、メンバー3人全員がオートヘイストを装備していれば、スロウは無効化できる。「プロビデンス」のダメージそのものはプロテスで軽減可能だ。さらに、本体はときおり「リンカーネイション」を発動し、倒された腕を復活させる。

 
左腕は3つの行動パターンがあり、ひとつは全体攻撃「メガグラビトン」。ダーク召喚獣戦ではおなじみの割合攻撃で、最大HPの3/4に見合ったダメージを与えつつ、さらに死の宣告・スロウ・睡眠・沈黙・暗闇を付与する。リボン&オートヘイストの状態であれば、すべて無効にできるので問題ない。HPにだけ注意すればいいはずだ。ちなみに「メガグラビトン」はシェルで軽減可能。

 2つめのパターンは「
スロウガ」。全体化スロウだが、全員オートヘイストならば何の害もない。3つめは直接単体物理攻撃、要するにぶんなぐるわけだが、石化の付加効果がある(さらに石化破壊=戦闘からの離脱も)。リボンがあればこちらも無効。ダメージにだけ注意しておけばいい。

 
右腕も3つのパターンがあり、まずひとつは直接単体物理攻撃。左腕同様に石化・破壊効果があるが、当然これも無効なはず。2つめは「マイティガード」。本体・両腕すべてにプロテス・シェル・リジェネの効果をもたらす。こいつがやっかいで、本体はリジェネ状態だと最大10万以上のHPを回復する。きりがなくなるので、すぐさまデスペルで解除すること!

 3つめは「
カタストロフ」。単体にフルブレイクとカーズ、毒・暗闇・沈黙を付与する。毒・暗闇・沈黙はリボンで無効だが、カーズは防げないので、オーバードライブを多用するキャラには完全カーズ防御がほしいかも。フルブレイクはデスペルで解除するよりも、あえて戦闘不能にさせてしまい、蘇生した方が早いかもしれない。

 と、以上が第一形態の攻撃パターンのすべてである。ひとつひとつはたいしたこともなさそうだが、これをそれぞれが個別に放ってくることが脅威なのだ。こちらとしては、腕をこまめに破壊しつつ、スキを見て本体にダメージを与えていくしかない。では、実際にその手順を見てみることにしよう。

 戦闘が始まったら、まずは全員がプロテスを使用しておく。そうしたら、相手の手数を減らすため、まずは左腕を集中攻撃。左腕と右腕を比較した場合、左腕の繰り出す「メガグラビトン」の方が被害が大きいため、先に左腕を潰しておきたいということだ。腕のHPは50万であるから、直接攻撃で99999ダメージを常に与えられるようであれば6回攻撃すれば倒せる。この際、運が100に届いていないと、しばしば攻撃をミスするかもしれない。つらいと感じたら早めに「幸運」を使い、命中率を上げておきたい。

 左腕を倒したら、続いて右腕。ただし、
倒してはダメ。5回攻撃して「あと一撃で倒せる」状態にしておき、あとは本体を攻撃していこう。

 しばらくすると、本体が「リンカーネイション」を発動して左腕を復活させる。そうしたら、あと一撃で倒せるようにしておいた右腕を潰そう!このようにして、常に片腕である状態を保つのが理想。「リンカーネイション」は両腕をいっぺんに復活させるので、さきほど勢いあまって両腕を破壊してしまうと、ここで2本の腕が同時に復活してしまうのだ。すると、つごう100万HPの敵が同時に出現することになり、破壊にてまどるばかりか、敵にも多くのターンを回してしまう。

 このようにして、こんどは復活した左腕に5回攻撃、一撃で倒せる手前で放っておいて、本体を攻撃していこう。こんど右腕が復活したら、すぐに左腕を倒す。以後、この繰り返しを基本としていくように。


 もしも両腕の復活を許してしまったら、オーバードライブの力技に頼ることも時には必要。オーバードライブはティーダの「エース・オブ・ザ・ブリッツ」か、ワッカの「アタックリール・2Hit×3」が基本。特にワッカのスロットは確実に揃えること。ここでしくじってしまうようでは、後々に影響してくるぞ。失敗は許されない、ぐらいの緊張感を持っていこう。

 そうこうしているうちにダメージもかなりのものになるはず。HPの回復は、ケアルガでチマチマやっていたのでは、とてもじゃないが相手の攻撃に追いつかない。回復ばかりで敵に攻撃することもできなくなるぞ。回復は「じんそく」で「ラストエリクサー」、これぐらいゼータクにいくべき。また、瀕死のキャラはあえて戦闘不能にしてしまい、アレイズで回復させた方が良いことも。オートフェニックスで蘇生したとしても、すぐにやられる可能性があるからだ。もちろん、リレイズは不要。蘇生したキャラには再度プロテスをかけるのも忘れずに。

 戦ってみればすぐに気がつくが、デア・リヒター本体は常時プロテス状態であるようだ。が、心配しなくていい。そもそも解除することもできないが、攻撃力が255に達した限界突破キャラであれば、プロテスをものともせず99999ダメージを与えられるはず。関連して記しておくと、魔法による攻撃は無駄である。効果がないわけではないが、まず間違いなく打撃の方がダメージを与えられる。ウソだと思うなら、ためしにアルテマでもフレアでも使ってみよう。そのあまりの貧弱さにガクゼンとするはずだ。

 では召喚獣はどうか。通常攻撃・オーバードライブともに大きなダメージを与えることはできるが、そのあと本体・腕の連続攻撃にあってすぐ戦闘不能になるのがオチ。召喚獣は盾として、第二形態との戦闘にむけて温存しておくべきだ。

 基本を守りつつ善戦すれば、第一形態を撃破できるはず。だが、安心してはいけない。すぐさま、さらに厳しい第二形態との戦いに移行するのだ。第二形態においても、二本の腕が本体をサポートする点については同様で、行動パターンやHPも同じである。が、本体はHPが900万と著しく上昇しており、攻撃パターンも変化している。さっそく、第二形態の攻略を進めていこう。

 第二形態では、両腕の行動は第一形態と何も変わらない。最大の違いは本体の行動パターンだ。まず、本体の通常攻撃が全体攻撃「プロビデンス」から、単体攻撃「滅ぼしの光」に変わる。単体攻撃となったぶんラクにも思えるが、さにあらず。ダメージは「プロビデンス」よりもはるかに大きく、かつMPにもダメージを与える。さらに、フルブレイクの付与だ。これをくらったキャラは、物理防御の値が255まで至っていても2万ダメージはかたく、プロテスで軽減できるとは言え、フルブレイク状態のオマケつき。さらに、MPさえもごっそり失ってしまうという、どうしようもない状態に陥るわけだ。このうえ、両腕にまで攻撃されるのは痛い。第一形態と同じく、腕は片方の状態を保つこと。ある意味、本体への攻撃の手を休めてでも、常に片腕は倒しておくことだ。特に優先するなら、やはり左腕か。本体は全体攻撃をしないとは言え、左腕は依然として「メガグラビトン」を放つ。唯一、全滅の危険がある攻撃というわけだ。左腕を優先して倒すようにしていけば、少なくとも何もできずに全滅、という事態は避けられる。

 回復は、言うまでもなく「じんそく」でラストエリクサー。フルブレイク状態の味方は無理に治さず、一度戦闘不能にしてから蘇生しよう。フルブレイク状態の味方を中途半端に回復しても、どうせすぐにやられてしまうからだ。それならば、「デスペル→回復→プロテス」という手間がムダ。いさぎよく、オートフェニックスもしくはアレイズによる復活に切り替えよう。

 また、この頃になると右腕が「マイティガード」を使用する頻度がより高くなるようだ。激しい攻撃に翻弄され、なお本体のHPを回復されてしまってはいつまでたっても勝利はあり得ない。味方の回復を後回しにしても、デスペルで本体の「マイティガード」を打ち消すこと。なお、両腕にかかった「マイティガード」は無視してもかまわない。

 ここまでで充分に苦戦を余儀なくされる第二形態だが、最も恐ろしいのはここから。第二形態の本体は、
両腕が揃っている状態で自ターンを迎えると、「ジャッジメント・デイ」を発動する。全体のHPとMPをゼロにする最強の攻撃で、即ちこれを受けることはゲームオーバーを意味する。つまり、第一形態以上に、両方の腕を健在させてはいけないということだ。常に片腕の状態をキープすべし。やむを得ず「ジャッジメント・デイ」に間に合わない場合は、ユウナに召喚獣を呼ばせて盾にしよう。注意したいのは、「リンカーネイション」を使われるタイミング。まだ大丈夫……と思っていても、両腕を復活された時にはすでにユウナのターンが残っていない、なんてことになったら、即ゲームオーバーだ。念の為、いつでもチェンジして召喚獣を呼べるよう、ユウナは下げておいた方がいいかもしれない

 まとめると、第二形態との戦闘は、腕を両方揃わせないことを最優先にして、スキを見て本体にダメージを与えていく、この方法が正攻法となるだろう。瀕死の味方は無理に回復せず、戦闘不能となったところを回復する。そして、本体のマイティガード(リジェネ)は即時デスペルで解消する。文字で書くと簡単だが、これがなかなか難しいのだ。ここでものを言うのが、アイテムの物量。すなわち、ラストエリクサーの手持ちがどれだけあるか、である。長期戦となることは間違いなく、回復アイテムが底を尽いた時、プレイヤーの命運も尽きる。

 最後に記しておくが、
デア・リヒターからは「とんずら」で逃走できる。どうにもならなくなったら、いったん逃げるのも作戦のうちというわけだ。なお、デア・リヒター本体からはエリクサーが盗める(レアならラストエリクサー)。両腕からもエリクサーが盗めるのだ。さらに本体・両腕ともに戦闘後にはダークマターを落とす(両腕はレア:マスタースフィア)。「とんずら」で逃走できることを考えると、デア・リヒターをダークマターかせぎに使うことも可能だということ。デア・リヒターに挑むパーティにとっては、いまさら必要ないかもしれないが、いちおう付け加えておく。また、戦闘後に落とす装備品には「リボン」が付くことがあるが、これも今となってはさほどありがたみがないかも。

それでは、健闘を祈る!

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