FFX パーティキャラクター紹介

ティーダ(インターナショナル版:tidus)(CV:森田成一)
名前の由来
沖縄の言葉で「太陽」を表す『ティーダ』から。シナリオ担当の野島一成が命名。
ライブラでの表示
ザナルカンド・エイブスのエース ザナルカンドが「シン」に破壊されるまで剣を持ったことがないせいか攻撃力はあまり高くない スピードを活かして敵をかきまわそう むかしは泣き虫で 今も涙もろい

人物設定
本作品の主人公であり、プレイヤーの分身。水中球技「ブリッツボール」の選手として、チーム「ビサイド・オーラカ」に所属する17歳の少年。非常に明るく活発、前向きな思考の持ち主。どれほど困難な状況に陥っても、常に前に進むべく決断する、強い精神が見てとれる。そんな彼は「ブリッツボール」の世界では誰よりも有名な人物・ジェクトを父に持つ。ユウナと出会い、「偉大なる父親」を持つことのプレッシャーを誰よりも身にしみて理解できたティーダは、彼女の旅に同行することを決意する。その中で、世界とそして自分を取り巻く厳しい現実に困惑するも、ティーダは決して立ち止まったりはしない。

キャラとしての特徴
スポーツ選手としての素早さがウリだけに、武器(軽剣)を使っての直接攻撃が最も得意。結果として攻撃回数も多くなり、いずれも命中率が高いので、戦闘では重宝となる、主力メンバーと言えるだろう。スフィア盤では、初期のうちはサポート系のアビリティを多く覚えることになる。攻守バランスの取れた「主人公型」キャラクターと言える。ティーダエリアでの成長が終わったら、アーロンやワッカのルートを辿って攻撃力の増強を図るか、リュックルートで長所の「すばやさ」をより充実させよう。
その他もろもろ……
ティーダのアクセサリーは「海」のイメージから釣り針、魚の骨をモチーフにしてデザインされているとか。
ユウナ(インターナショナル版:yuna)(CV:青木麻由子)
名前の由来
「ユウナ」とは、沖縄地方の言葉でだいたい「夜に近い夕刻」というような意味。
ライブラでの表示
「シン」のせいでみなし子となったが 10年前ビサイドに来てワッカやルールーといっしょに育った やがて父と同じく修行をつんで召喚士になった すなおなので隠しごとをしてもすぐバレる
人物設定
本作のヒロインで、ティーダが旅を決意するひとつの動機となる存在。かつて「シン」を倒した偉大な召喚士、ブラスカの娘である。人類の期待と希望をその華奢な身体に受け止めて、彼女は強い意志のもとに「シン」を倒すべく『究極召喚』を求めて旅をする。その重圧は決して楽なものではないが、彼女はそれも受け入れつつ、周囲の人々を気遣う優しさと強い精神を併せ持っている。ひたすら純粋な彼女は、しかしまだ17歳の少女である。
キャラとしての特徴
召喚士であるのだから言うまでもなく、パーティの中で唯一「召喚」を使用できる。強力な召喚獣を呼び出すかわりに、本人の武器攻撃にはほとんど威力はないと言っていい。典型的な召喚士の特性を持つが、覚えるアビリティには白魔法も数多く含まれる。パーティの中にあって「癒し」を担当するのがユウナと言えるだろう。スフィア盤のユウナルートを回りきったら、やはり順当にルールーのルートに進み、魔力とMPの引き上げにはげみたい。
その他もろもろ……
見た目どおりに和服のイメージでデザインされているユウナのコスチューム。全身にクロスシミュレーションが施され、動きに合わせて布が舞い揺れるさまは圧巻のひとこと。袖やアクセサリーは物理演算で重力をシミョレートしているというし、もはやユウナは演算のかたまり?!また、ユウナの目の色が左右で異なることに気付いた人も多いだろう。はたして、どのような意味が?
キマリ(インターナショナル版:kihmari)(CV:長 克巳)
ライブラでの表示
ふるさとを捨てて10年前からユウナを守っているロンゾ族の青年 魔物の技を覚えて使いこなす めったに口を開かず 自分がみとめた相手としか話そうとしない 見た目は恐いがとてもやさしい

人物設定
ユウナが幼少の頃から彼女を見守る、ロンゾ族のガード。彼とユウナの間には深い信頼関係が結ばれている。寡黙な彼は少ない言葉でものを語り、一見その考えがわからないが、己の身を犠牲にしてでもユウナを守ろうという決意は、誰よりも固いのだ。獅子にも似たその風貌と2メートルを超す体格は、ガードとしてふさわしい。

キャラとしての特徴
槍を使った直接攻撃もじゅうぶん威力があるが、実は魔法も使いこなすというバランスのとれたキャラクター。あらゆるタイプの敵に対して、平均以上の闘いぶりを見せてくれるはずだ。ただし、それはゲーム序盤の話し。そのどちらつかずの性能が、中盤以降になって足を引っ張ることになるかもしれない。スフィア盤のキマリルートは短いので、誰よりも早くゴールにたどり着くはず。そうなったら、続いては攻撃力の増強を図るためにワッカ・アーロンルートのいずれかに進もう。もしくはオールマイティーなキャラを目指し、リュックルートに進んでいろいろな技を覚えるのもいい。特にガガゼトまでには「盗む」はぜひ覚えておきたい。また、キマリだけが「竜剣」を使用した場合のみ「敵の技」を吸収することができる。多彩な技の数々はオーバードライブで発揮する。
その他もろもろ……
キマリは頭の角が折れている。ロンゾ族の男性はみな角が生えているが、通常は先端は尖っているもの。実はこの「折れた角」にストーリー上の秘密があるというのだが……。デザイン先行で角が折れた状態だったものに、あとからシナリオが追従したという。
ルールー(インターナショナル版:lulu)(CV:夏樹リオ)
ライブラでの表示
黒魔法をあやつるユウナのガード ユウナのほかにも二人の召喚士をガードして旅したことがあるのでとてもものしり 武器のぬいぐるみがどうやって動いているかは ワッカも知らない
人物設定
キマリらと同じく、ユウナが幼い頃から彼女を見守ってきたガード。ユウナにとっては姉のような存在である。常に沈着冷静で、その言葉は時として厳しすぎるきらいもあるが、その裏には誰よりも人を気遣う優しさが込められている。感情を表さず、厳格に徹する様子は誤解も招きやすいが、場合によっては感情を露わにして大声を出すことも。誰よりもこの旅を案じている、パーティの保護者的な存在である。22歳。
キャラとしての特徴
ルールーほど、かつてのFFシリーズに登場したジョブとしてはっきりと設定されている者はない。ルールーは明確に「黒魔導士」と位置付けられているのだ。初期からいくつかの基本的な黒魔法を覚えているが、後にさらに強力な黒魔法は当然習得していける。一方の武器攻撃では、イメージとはかけ離れた「ぬいぐるみ」を用いて闘う。ぬいぐるみ自身が動き出し、敵を攻撃するさまは、さまざまなモーションが用意されており、見た目に楽しいものになっている。ぬいぐるみは複数存在し、それにより攻撃方法も変化するだろう。ただし物理攻撃の威力には期待できない。付加されたステータス異常が唯一の望みだが、やはり魔法をメインに使っていくのが正しい。スフィア盤でのルールールートを習得したら、さらなる魔力・MPの引き上げのためにユウナルートを進もう。
その他もろもろ……
さまざまなアクセサリーを身に付けているルールーだが、中でも目を引くのはスカート部分にある大量のベルト。一見ランダムに思えるが、実は組み合わせの順番は決まっている。しかもそれを各モデルによって合わせてあるというのだから驚きだ。ハイエンドモデルならともかく、ロウモデルの担当者は苦労したことだろう。フィギュアも発売される「FFX」だが、もしルールーも発売されるのなら、原型製作師は泣いているハズだ。もちろん、こんな面倒なことの言いだしっぺは野村哲也氏以外にはあり得ない。
アーロン(インターナショナル版:auron)(CV:石川英郎)

ライブラでの表示
10年前ジェクトといっしょに大召喚士ブラスカを守ったガード 「シン」との戦いが終わったあとスピラをはなれ ザナルカンドでティーダを見守っていた むかしは寺院を守る僧兵だった

人物設定
ユウナの父・偉大なる召喚士ブラスカのガードを務めた剣士。歴戦の兵だけあって戦闘にも秀でているが、「シン」についての知識も多く持っているらしい。常に冷静沈着で決して多くを語ろうとはしないが、義理人情に厚く、ユウナ一行の旅を見守り続ける。かつて、ジェクトと何か重要な「約束」を交わしているようだが……。ちなみに、年齢は35歳。ティーダやユウナよりはるかに大人で、その言葉ひとつひとつはとても重く、彼らを導くにあたっては非常に頼れる存在となる。
キャラとしての特徴
アーロンは歴代FFでは「戦士」に相当するキャラクター。手にする大剣を持って最前線に立ち、敵を斬り倒していくイメージだ。その攻撃力は凄まじいが、真価はオーバードライブの時に現われることだろう。アビリティはガードの名に相応しく、「かばう」など味方を補助するものなどを覚えていく。「ブレイク」系の、敵の能力値を引き下げる技も役に立つだろう。アーロンルートを習得したら、ティーダやワッカのルートを辿って攻撃力とともにすばやさを上げて行くといい。
その他もろもろ……
PS2になり表現能力が向上したことで可能になった、アーロンの腕を袖に通した「着流しスタイル」。これはデザイナーの野村哲也氏が提案し、三船敏郎のフィギュアを参考にポーズ取りをしたという。

リュック(インターナショナル版:rikku)(CV:松本まりか)

ライブラでの表示 
ユウナを守ろうとがんばるアルベド族 攻撃力は低いもののとてもすばやい 雷がとてもにがてだが雷属性が弱点というわけでもない ユウナのことを「ユウナん」と言ってしまうのはアルベドなまりらしい
人物設定
エボンの教えでは、人々に機械を使うことを禁じている。よってスピラに暮らす人々は機械を使用しないのだが、その教えに反して機械を用いているのがアルベド族。リュックはそんなアルベド族の族長・シドの娘なのだ。明朗快活で、パーティのムードメーカーのような存在である、最年少15歳の少女。エボンの教えに対する姿勢の違いから、他のメンバーとの食い違いが出ることもあるだろうが、ユウナを守りたいという意志はどのガードにも負けないほど強い。自らの位置付けをパーティの「ニギヤカ担当」とする明るさは、暗くなりがちな一行の旅の清涼剤ともなってくれるだろう。雷が大の苦手らしい。
キャラとしての特徴
リュックのウリは何よりもその「素早さ」である。手数だけならティーダにもひけをとらないだろう。攻撃力は望めないものの、最初から覚えている「盗む」を使って敵からアイテムを得るだけでも価値が出てくる。また、パーティで唯一攻撃用のアイテムを「使う」ことができるので、それによっては充分な戦力になるかもしれない。武器の改造などによっては、敵から盗むことでしか入手できないようなレアなアイテムも必要になるだろう。やり込み派にとってパーティから外せないキャラクターとなることは必至か?リュックルートを習得した後は、すばやさを伸ばしつつHPなどのパラメータを平均的に上げるため、ティーダルートを進むといいだろう。
その他もろもろ……
「FFX」に登場する人物や街の住人たちの衣服は、極力金属などの加工物を使わない方向でデザインされている。しかし、アルベド族のリュックは首からゴーグルをぶらさげていたりする。そんなところでもFFのデザインは世界観を表現するべく、差別化した設定をこころがけているのだろう。メインキャラに限ってベルトや金属のアクセサリーが多いのは、デザイナーの野村哲也氏の趣味が多分に出ているからに他ならないが……。

また、リュックの目の中には他の人間にはない模様がある。アルベド族すべてがそうなのか、それとも……。
ワッカ(インターナショナル版:wakka)(CV:中井和哉)
ライブラでの表示
ボールを武器に戦うユウナのガード ブリッツできたえたボールさばきですばやく飛び回る魔物をしとめる 遠くの敵も攻撃できるなど実は器用 よくルールーと口げんかをするが勝てたためしがない
人物設定
ビサイド島に住む23歳の青年。ブリッツボールのチーム「ビサイド・オーラカ」のリーダーであり、中心選手で、日々トレーニングに余念がない。そんな彼もユウナのガードである。エボンの教えを忠実に守り、機械を使うアルベド族を忌み嫌っている。自分の信念=エボンの教えについては絶対に曲げることがない頑固な一面もあるが、仲間を気遣う優しさにも溢れている。「シン」の発生は人への罰であると頑なに信じており、その償いのために彼はユウナの旅に同行しているのだとも思える。ティーダのよき兄貴的な存在である。
キャラとしての特徴
ブリッツボールの選手であるワッカは、ボールを武器に戦う。そのコントロールは抜群で、特に飛行タイプの敵には抜群の戦闘力を見せるだろう。さらに敵を状態異常にする技も多く覚えていくので重宝するはず。特に序盤でのブラインアタックは絶大な威力となってパーティを救うにちがいない。多少打たれ弱い面があるので、なるべく防御力を上げる育て方を目指すといいだろう。ワッカルート習得の後は、アーロンルートに進んでHPと防御力の充実を図ろう。
その他もろもろ……
エボンの教えに背き、若くして散った弟・チャップのことが、物語の中で徐々に語られていく。ワッカがアルベドと機械を忌み嫌う理由も、その時にはわかるはずだ。そして、チャップとルールーの間にも重大な関係が……。

NPC名鑑はこちら。

FFXトップへ戻る

2001/2004 GAMERS EDEN