ビーカネル砂漠の発掘

 ビーカネル砂漠の発掘は、パッと見るとストーリーレベル1での単なる通過点にも思えるが、実はジョゼ寺院のエピソードコンプリートに密接に関連していたり、アルベド語辞書やスフィアブレイクのコインを掘り出せたり、無視できないサブイベントとなっているのだ。

 発掘に参加するには、ストーリーレベル1(2でも可能)の
ジョゼ寺院でギップルから紹介状をもらい、ビーカネル砂漠のナーダラに見せるだけと非常に簡単だ。あとはホバーの前にいる男性に話しかけ、「どの地域に行きたいか」を告げれば発掘に挑戦できる。最初は砂漠西部しか発掘できないが、ストーリーの進行やイベントの状態によって、発掘可能なエリアが増えていくという仕組みになっている。まめにビーカネルを訪れることが大切だぞ。

 また、ストーリーレベル1でビーカネルに立ち寄らなかった場合、前述の通りストーリーレベル2でもギップルから紹介状がもらえるほか、ミッション「オアシス調査」をコンプリートした場合も発掘に参加することが可能になる。

 基本的なルールは、
制限時間60秒の間に目的のマキナパーツを発掘し、ホバーに戻れば発掘成功となる。時間内にホバーまで戻れなかったり、マキナパーツを掘り出せない(リタイア)場合は失敗となる。成功すれば賃金がもらえるが、失敗した場合は当然ナシだ。ただ、失敗した場合でも発掘中に入手したその他のアイテムは手元に残るぞ。また、賃金は発掘の経験度によって査定を受け、アップさせることが可能(詳細はこちら)。

 では、画面の見かたにも触れておこう。発掘をスタートすると、画面左上のナビマップに通常とは異なるアイコンが現れる。黄色い四角印はホバーの場所であり、発掘のスタート地点を示す。最終的にここに戻ればいいわけ。黄色い矢印はユウナの位置を示し、同じような白い矢印は
ライバルの発掘者を示す。ライバルもユウナと同時に発掘を始めるので、もしも彼にマキナパーツを横取りされてしまうと発掘は失敗だ。彼より早く、パーツに辿り着こう。もちろん、ライバルが掘り出したポイントのアイテムは消滅する。

 続いてターゲットについて。ナビマップ上の黄色い×印は、メインターゲットとなる
マキナパーツのありかを示す。最初から表示されている場合もあるが、場合によってはかなり遠くに位置していたり、一定時間経過してから現れることもあり、それによって難易度が変化する。同じような白い×印は、パーツ以外の発掘アイテムを示す。掘り出せるものはさまざまだが、アルベド語辞書などの重要アイテムやスフィアブレイクのコイン、回復アイテムなどさまざまなものが掘れる。ただし、アイテムと見せかけて魔物が潜んでいることもあるので、いつ戦闘になってもいいように準備はしておこう。

 実際の発掘作業は自動的に行なわれる。ユウナのアイコンをターゲットを示す×の位置に重なるように移動させ、ターゲット位置に触れることができれば発掘モーションが開始されるぞ。掘り出したアイテムは、マキナパーツについてはナーダラへと引き渡すが、それ以外のアイテムはユウナがそのままいただける。

 まれに画面が赤くフラッシュし、「
未確認物体接近」の警告が出る場合がある。これはストーリーレベル1〜3においては、特別なモンスター「アンラ=マンユ」の接近を意味している。近付いてくる赤色の矢印と接触するとバトルとなるぞ。バトルを避けたい場合はホバーに戻って発掘を終了させてしまえばいいのだが、実はこのバトル、逃げることができるうえ、アンラ=マンユはたいした攻撃をしてこない。一定時間が経過すると「天地大乱」で吹き飛ばされて戦闘終了となるもののゲームオーバーにはならないので、エンカウントしてもあわてなくてよい。むしろ、アンラ=マンユから盗めるラストエリクサー目当てに、積極的にエンカウントしてもいいぐらいだ。ギャンブラーが「オメデトウ!」を使えるなら、膨大なギルを稼ぐチャンスにもなる。

 ちなみに、ストーリーレベル5では未確認物体がアンラ=マンユではなくなり、通常エンカウントする可能性のある魔物になる。

発掘者ランク

 発掘成功回数が増えるにつけ、賃金支払い時に表示される「発掘者ランク」が上昇していく。具体的には、成功数が15、30、60、90、120、150、180回にそれぞれ達した時に判定され、成功回数が失敗回数を上回っていればランクが上がる。通常は普通に上がり続けると思われるが、失敗回数が成功回数を上回るような場合には、ランクが下がることもあるのだ。

 ランクは以下の4種類。
発掘初心者→発掘中級者→発掘上級者→発掘マスター

 ただし、ランクが上がったからといって賃金が上がるわけではなく(賃金はあくまで査定で上げるしかない)、マスターになったからといってごほうびのアイテムがもらえるわけでもない。ランクを上げるメリットはなく、ランク低下や失敗回数の増加にともなうデメリットやペナルティもない。あまり気にしなくてもよいと言えるだろう。

発掘可能エリアとその条件

 ストーリーの進行やサブイベントの進め方に合わせて、当初は砂漠西部のみだった発掘対象も次第に広がっていく。最終的に発掘可能になるのは計5ヶ所。ここではその条件と特徴、「何が掘れるのか」を見ていこう。

砂漠西部
ストーリーレベル1、ナーダラに紹介状を見せた段階から発掘可能

マキナパーツを示すアイコンが最初から表示されていることが多く、難易度は低め。
ライバル→いる
エンカウント→する

掘れる可能性のあるアイテム
ポーション、ハイポーション、フェニックスの尾、エーテル、エーテルターボ、毒消し、目薬、やまびこそう、金の針、聖水、万能薬、ギル、アルベド語辞書、スフィアブレイクのコイン
砂漠南部
ストーリーレベル2ミッション「オアシス調査」クリア後から発掘可能に

マキナパーツを示すアイコンが、スタート時は非表示のケースが増えてくる。
やや難易度は高いと言えるだろう。
ライバル→いない
エンカウント→する
マップ上にシパーフがおり、場合によっては進路妨害されてしまう

掘れる可能性のあるアイテム
ポーション、手榴弾、やすもの手榴弾、S・M・L各種爆弾、石化手榴弾、暗闇手榴弾、沈黙手榴弾、ボムのかけら、南極の風、電気玉、魚のウロコ、ギル、アルベド語辞書、スフィアブレイクのコイン

また、マカラーニャでオオアカ屋をアルベドに通報していた場合、
ここで再会することがある。ストーリーレベル2なら、ここで再救出可能
砂漠東部
ストーリーレベル3でサボテンダー探しを開始すると発掘可能に

エンカウントする敵がマキナであるのが最大の特徴。
ライバル→いない
エンカウント→する
緑色のアイコンに触れるとマキナハンターとの4連戦となる(1回きり)

掘れる可能性のあるアイテム
ポーション、ハイポーション、フェニックスの尾、メガフェニックス、エーテル、目薬、やまびこそう、金の針、能薬、ギル、アルベド語辞書、スフィアブレイクのコイン
砂漠北部
ストーリーレベル3でサボテンダー探しを開始すると発掘可能に

とにかく強敵とエンカウントすることの多い、要注意エリアである。
ライバル→いない
エンカウント→する
初めて訪れた時のみ、ズーとの強制戦闘が発生する

掘れる可能性のあるアイテム
ポーション、フェニックスの尾、命のロウソク、銀の砂時計、ツインスターズ、チョコボの尾、チョコボの羽、月のカーテン、光のカーテン、星のカーテン、ギル、アルベド語辞書、スフィアブレイクのコイン
砂漠中央部
チョコボをビーカネル島に派遣すればストーリーレベル5で発掘可能

チョコボに乗って移動。エンカウントはなく、ターゲットに潜む魔物もナシ。
ライバル→いる
エンカウント→しない

掘れる可能性のあるアイテム
ポーション、ハイポーション、メガポーション、エーテル、魔除薬、異界の影、手榴弾、S爆弾、M爆弾、毒の牙、あばれるの真髄、ギル、アルベド語辞書、スフィアブレイクのコイン

オアシスについて

 ストーリーレベル2のミッション「オアシス調査」を発生させると、ビーカネル砂漠のホバーの行き先にオアシスが加わる。オアシスでは発掘はできないものの、泉に漂着物が流れつくことがある。漂着物は宝箱であったり、時にはただのゴミ、さらにイルカが流れつくことも!とは言ってもプレイヤーに有用なのは宝箱のみ(ゴミ、イルカは意味なし)。漂着物を見たあとは自動的にキャンプへと戻される。

 また、ストーリーレベル3以降ではオアシスにランダムでキャラバンが現れることがあり、貴重なアイテムを売るショップが開かれることもある。

オアシスの漂着物アイテム一覧
ポーション、ハイポーション、フェニックスの尾、メガフェニックス、エーテル、毒消し、万能薬

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