ベベル廊100層を攻略する!

 ベベルの「隠された迷宮」、通称「ベベル廊」は、ストーリーレベル5から探索可能になる本作品最大のダンジョン。その大きさは「チョコボの不思議なダンジョン」も真っ青、ベベルの地下100層にも及ぶ巨大な迷宮だ。入口は、ベベル寺院の広間(エボン党本部)の右の部屋にある。そこへ行くと、なんとパッセたちこども団が謎の入口を発見しているのだ。そばにはセーブスフィアがあることからも、この先がとんでもない迷宮であることをいやでも感じさせる。

 最初にベベル廊・最上層に足を踏み入れると、こども団とのイベントの後に謎の老人が出現。老人が消えた跡には
アカギスフィア6が残されているので、忘れずに拾うように。そうしたら、最後のアカギスフィアを求めて最上層を奥に進もう。床に穴が開いているはずだ。ここから飛び降りると、いよいよベベル廊探索のスタートだ。
ベベル廊のシステム

マップ

 
ベベル廊内のマップは全部で16パターンあり、それが進入のたびにランダムで適用される。つまり、同じ層であっても進入するたびにマップが異なるということだ。単に目的地に進めばいいという基本的なマップから、複雑な仕掛けのほどこされたマップもある。

 マップはたいてい、終端にさらに下の層へと続く「穴」が開いている。ユウナがそこに落ちれば次の層へ進む仕組みだ。「穴」は最初から開いていることもあれば、何らかの仕掛けを解かないと開かない場合もある。


ワープ床

 各階層には、光るワープ床が設置されている。これに触れるとチャイムの音がして「地上へ戻りますか?」と尋ねられる。ここで「はい」を選べば迷宮の入口に戻ることが可能だ。地上に戻ってから再突入の際には、「最初からやり直すか」、または「到達した階層に戻るか」を選ぶことができるようになる。「最初からやり直す」場合は再度1層からスタートし、「到達した階層から」ならば、さきほどワープ床を利用した層から再開となる。

 なお、このワープ床に触れるとHP・MPが全回復するので、ワープはしなくとも回復装置としての利用価値がある。下の階層へ進めば進むほどありがたくなるだろう。

出現モンスター
 ベベル廊に出現する魔物は、層によっていくつかの組み合わせが用意されており、その組み合わせ以外の魔物が出現することはない。一覧はこちら

 基本的にここで出現する魔物との戦闘からは逃げられるが、ボスは例外となる。また、通路に姿の見えているエルダードレイクやトンベリに接触して戦闘となった場合は逃げることができない。ちなみに、ベベル廊内ではアクセサリ「退魔の腕輪」によるエンカウントなし効果は無効となるので注意。

20層ごとのボス戦
 20層ごとの「中間層」と呼ばれる場所では、特定のボスモンスターとの戦闘が用意されている。このボスを撃破しない限り、それより下の層には降りることができないようになっている。なお、ボスを撃破した「中間層」は、マップ東にあるエレベーターで自由に行き来できるようになる。
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中間層 回廊 トンベリ通路 S字通路
L字通路 ドレイクの棲み家 壁通路 ドレイク通路
ブロック通路 十字奈落 コの字通路 立体回廊
蛇の道 ジャンプ通路 メガトンベリ通路 トンベリの棲み家
1層〜20層

 全般的にゲーム序盤の魔物しか出現せず、進むのは決して難しくはない。逆に言うなら、ここで苦戦するようならベベル廊にはとても太刀打ちできないということになる。マップは単純で、基本的には下へ下へと降りていくだけ。まれに、途中で行くべき道がなくなるマップもあるが、そういう場合はたいてい同じ層にいるトンベリを倒すと道が開けるようになっている。

 ボスはアラーネア。ボリスパイダーの強化版といった印象の魔物だが、これについても苦戦するようならさっさと引き返してキャラの育成とアイテム収集に勤しむべきだろう。アラーネアを倒すと、一行はさらに下へと降りる決意を固めるが、ここはいったん冷静になろう。足元に落ちている
アカギスフィア8を見落とさないことだ。

 アラーネアを倒すと、マップ奥にさらに下へと下りる穴がある。一気に突撃するのもいいが、ここはいったん地上に戻ってセーブするのが良策。出現する魔物はどんどんと手強くなるぞ。

21〜40層

 出現する魔物は、ここまで進んできたパーティならば問題にならない程度の相手。各街道では出現頻度の低かったサンドウォーム、ロックマイマイ、ねぼけオチューやアダマンタイマイが頻繁に出現するので、オーバーソウルコンプリートを狙うプレイヤーにとってはありがたい。キャラの育成をしつつ、目的の魔物をオーバーソウルさせるまで粘ろう。

 ボスはブラックエレメンタル。フレアやアルテマを放つ、エレメンタル族最強の魔物だ。魔法に耐えきる体力がないのなら、パーティに歌姫を入れてマバリアダンスを使おう。ダークナイトの「みちづれ」ならあっけなく勝利できる。ブラックエレメンタルを倒すと、その場に宝箱が出現。手に入るアイテムはひとつかと思いきや、
エンタープライズ、月の腕輪、光の腕輪、回復の腕輪、倍速の腕輪といった5種のアクセサリを入手できるぞ。ありがたくいただこう。
41〜60層

 出現する魔物が、そろそろ中クラスのものになってくる。アルテマウェポンも登場するぞ。とは言ってもブラックエレメンタルを倒したパーティには脅威ではあるまい。50〜59層には「サボテンダーの穴」で出現した、巨大化シリーズが続々登場。オーバーソウルさせ損なった魔物はここで狙うべし。

 マップ上にはメガトンベリが目に付くようになってきたはず。触れると当然バトルになるが、何も知らずに戦いを挑むと思わぬ強さに仰天するだろう。メガトンベリに挑むには、パーティ全員のHPが5000をオーバーしており、かつ防御力が200を超えていないと厳しい。この条件に達していなければ、おそらくメガトンベリの打撃一撃で戦闘不能になる。なんと、メガトンベリの攻撃力は255あり、すべての魔物の中でも最強クラスなのだ(すべてを超えし者ですら244)。

 60層で待ち構えるボスはマウントマイマイ。とにかくHPが高く、かつ防御力無視の「メガトンプレス」はとんでもない破壊力だ。幸い全体攻撃がないので、「回避カウンター」を覚えたバーサーカーが通常攻撃を回避しつつ攻撃していけば、あとは「メガトンプレス」で戦闘不能となった味方を蘇生していけば勝てるはず。

61〜80層

 いよいよ、異界レベルの魔物がザコとして頻繁に出現。アジ・ダハーカとすら、しょっちゅうエンカウントするのだ。また、これまでの階層ではいなかったはずのマップに、メガトンベリが出現。狭い通路いっぱいにのし歩くメガトンベリには、やっぱりちょっと触れただけで戦闘となる。メガトンベリに確実に勝てる対策を施しておかないと、しょっちゅうゲームオーバーにされてしまう恐ろしいエリアだ。

 80層にいるボスはチャク。たとえリボンを装備していても防げない石化攻撃は脅威。大ダメージの「震天」も怖い相手だ。「震天」は5ターンおきなので、タイミングを見計らって「断動」で中断させるか、リレイズに頼るしかないだろう。

81〜100層

 ついにベベル廊も大詰め。ここから出現する魔物は、ここにしか出現しないものばかりだ。魔物辞典コンプ派にとっては宝の山、といったところだが、どの魔物もかなりの強敵なので油断は禁物だぞ。アヤメタケ、ラセルタ、クリティカルバグ、インセクトマザーなどのオリジナルモンスターに加え、ここまで中間層でボスとて対決してきたアラーネア、ブラックエレメンタル、マウントマイマイ、チャクらがザコとして総登場。これだけ聞いても、どんな激戦が待ち受けるのか身震いするであろう。エルダードレイクがかわいく見えてくるはずだ。

 100層では、まずすべてを捨てし者と対戦。これを撃破すると、トレマが出現して連戦となる。装備はトレマ戦を見越した上でセレクトし、すべてを超えし者と戦おう。すべてを超えし者には、可能ならば「わいろ」か「オメデトウ!」でお帰りいただくのがベスト。

 本作最強のボス、トレマとの戦いに際しては、もはやアドバイスのしようもない。が、ひとつだけ。防御力は最大限に上げること!そうしたら、あとは持てる叡智、勇気、力とアイテムを惜しまず使って戦え。無理なら何度でも挑め!念の為、戦闘前には地上に戻ってセーブをしておこう。一度敗退したならさらにキャラ育成に励み、再度挑戦すればいい。

 見事トレマを倒せたなら、アクセサリ「
アイアンデューク」を入手して終了。特にコンプリート表示はされないが、これにてベベル廊探索は終了。プレイヤーはFFX-2を極めたと言っていいだろう。画面奥には、さらに下に降りられるような「穴」があるが、ここを降りると地上に戻るようになっている。

 トレマ撃破と同時に
オーバーソウルコンプリートも満たしているなら、飛空艇で魔物辞典を見よう。シンラからごほうびとしてリザルトプレート「天地の破壊者」がもらえる。すべてを超えし者がまだオーバーソウルしていないのなら、再度ベベル廊の最下層(100層)へ行こう。マップ奥にトンベリがおり、その背後にはすべてを超えし者の姿が!トンベリに話しかけると、すべてを超えし者と戦うことができるぞ。一度倒しても、別の階層に移動してから戻れば再戦可能だ。

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2003/2004 GAMERS EDEN