FFX-2関連CDまとめてレビュー! | |||||||||||||||||||||
「FFX-2」の劇伴としてのメインテーマ「久遠〜光と波の記憶〜」を中心に、サントラから抜粋した計3曲のアレンジバージョンを収録したシングル盤。3月31日にサントラと同時発売となりました。「X-2」の楽曲としては、ピアノコレクション以外では唯一のアレンジ盤になります。収録曲は、表題曲に加えて「ビサイド」、そして「ユウナのバラード」です。作編曲とプロデュースは松枝賀子&江口貴勅とクレジットされてはいますが、プレイヤーのリストを見る限り、インストルメンツの録音自体はあくまで江口氏主体で進んでいるもよう。もちろんピアノは江口氏が担当しています。 「久遠〜光と波の記憶〜」は、サントラバージョンではあくまでピアノがメインであったのに対して、生のストリングスセクション(バイオリン&チェロ)が加わっており、より情緒的でしんみりとさせられる好アレンジ。ただ、サイズは変わらないので、もっと長く聴きたいなあというのが正直なところ。 「ビサイド」はピアノが生演奏になり、ギターが加わったという程度で、パーカッションも含めて驚くほど原曲と印象が同じです。特にイントロは「あれ?まんま?」と思ってしまいそうなほど。打ち込みモノについてはゲームに使用したデータを流用しているのでしょう。それでも心地の良いインストルメンタルではあるので、快適に聴けます。 最後の「ユウナのバラード」ではイントロから「泣きの弦」が加えられ、サントラ収録バージョンが「しっとり」だったのに対して、ここではめちゃくちゃ「悲しく」なっています。このシングルの中で、最も原曲との印象が変わったアレンジでしょう。ただ、これも短いっ!おかげでこのCD、「えっ、もう終わり?」という印象が強いのです。 良質なインストルメンタルが収録されているので聴く価値はあると思いますが、全体的に「アレンジ」というほど表情が大きく変化しているわけではなく、ゲーム中の音源がよりきれいになった「グレードアップバージョン」という表現が正しいかも。これぐらいならサントラのボーナストラックとした方が親切なのではないでしょうか?なんでわざわざシングルとしてリリースするのか、そこにどのようなメリットがあるのかは謎です。「より良い音源」での楽曲を味わいたい人向け。 あ、もちろん漏れなくコピーコントロールCDでございます。
ゲームに先駆けて2003年3月5日に発売となった主題歌シングル、倖田來未の「real emotion/1000の言葉」。良く言えばスクウェアとエイベックスのコラボレーション、悪く言えばタイアップというヤツです。ジャケットはご覧の通り倖田來未の写真ではなく、当時発表されたばかりの新キャラ「レン」とユウナのCG(倖田は背ジャケに)。これ自体がなかなか冒険のような気もしますが、エイベックスにとって「FF」というのはタイアップ効果としてかなり魅力的だったんでしょうね。このあたり、アーティストよりもイラストが前面に出るアニメの主題歌と近いノリです(笑)。 そして「real emotion」を聴いてみると……ゲームをプレイしていない人が聴いたら、いったいゲーム中のどこで流れるのか?と思いたくなるほどのアップテンポでダンサブルな曲。今までのFFにはなかったタイプの主題歌であることは間違いありませんね。「X-2」のプロモーションビデオやCMを見た人ならば、あのユウナが歌っているムービーを連想するはず。そう、それこそが本編のオープニングであり、この曲の流れどころなのです。他では一切流れません。サントラには、このオープニングで使用した尺と同様に編集したものが収録されていますが、こちらはシングルゆえ無論フルサイズ。マニアックな人は「どこをどう切ったのかな……」などと比較してみるのも楽しいでしょう(いるか?そんな人)。 一方で、カップリングの「1000の言葉」。江口&松枝コンビの作ということもあり、ゲーム本編のテーマとして本命はむしろこちらであることに異を唱える人はいませんね。作詞ももちろん、本編のシナリオ担当である野島一成氏が担当しています。ディレクターから何度かボツをくらったようで、お疲れさまでした。またエイベックスサイドからも「普通のイマドキの歌としても無難に聴けるものを」という要望が出されていたようです。確かに倖田來未のレパートリーとして考えた場合、固有名詞やFF用語が出てくるとマズイわけで。いきなり「私のケアルで癒してあげる〜」とか歌われてもねぇ。バッカでぇ、俺。 倖田來未本人はゲーム中のムービーにおいて、どちらの曲でも振り付けのモーション&フェイシャルキャプチャーに参加しています。特に「1000の言葉」は「いちばん好きなタイプのバラード」というほどお気に召したようです。なお、倖田來未のコンサートでの「real emotion」は、「X-2」のオープニングとまったく同じダンスが披露されるそうなので、皆さんにはぜひ振り付けを覚えてから会場に足を運び、一緒に踊りまくっていただきたいと思います。 なお、どちらもインスト(カラオケ)収録。あと、コピーコントロ(略)。 ちなみにプロモーションビデオは、ゲームのCG映像と倖田のエモーショナルなダンスがリンクする、ゲームファンも必見の仕上がり。これを収録したDVD「7 SPIRITS
倖田來未のシングルで、あくまで表題曲がメイン。この曲自体はFFと何の関係もありませんが、プラスアルファの売り上げを狙ったのでしょうか?我々の関心を引く「real emotion」と「1000の言葉」の、倖田來未本人の歌唱によるイングリッシュバージョンが収録されています。私は英語はサッパリなオバカさんなので、けっこう歌えてるんじゃないの?と思いますがいかがなもんでしょう。歌詞の比較をしたいのですが、ライナーで英語版歌詞が割愛されているのが残念です。なお、すでに「FFX-2インターナショナル」では海外アーティスト(sweetbox)による英語版主題歌の挿入が決定していますが、そんなことしないでコレをそのまま使ったらいいじゃん、と思いました。何か事情があったのでしょうか?やはり海外市場で「倖田來未」は知名度の点で(以下略)。「X」のRIKKIはそのまま使われたのにねぇ。 イングリッシュバージョンは、原曲のオケに英語によるボーカルをオーバーダビングしたもので、アレンジ自体の変化はありません。しかしこのシングル、「real emotion」と「1000の言葉」がもう1種類ずつ入っているんです。「real emotion/DJ MSK Remix」は、4つ打ちのビートにラテンなピアノ&パーカッションで妙に情熱的。まあこの曲はどういじったところで、原曲と大幅に変わることはないでしょう。無難なリミックスです。一方の「1000の言葉/DJ 19 Remix」では原曲のストリングスの匂いを活かしつつも、強引にテンポを上げて4つ打ちモノに変貌させてしまっています。タイムストレッチされたボーカルに、原曲の情緒はまったく残っていません。間奏に挿入される「ズルいよね」とヘンなスクラッチボイスの掛け合いも意味不明。まったくの別モノとして認識した方が、心理的なダメージを受けずに済むかも。 ゲーム本編とは関係ないのですが、リミックスとやらに興味が湧く人、そして「X-2」を通して「倖田來未ってなかなかいいじゃん」と思った人は聴いてみて下さい。それにしてもジャケットの倖田さん、とんでもねーカッコしてるじゃありませんか!?
で、これが「real emotion」と「1000の言葉」を収録した倖田來未のフルアルバムです。収録されているのはシングル盤のフルサイズとまったく同じもので、アレンジやミックス面での違いはナシ。シングルを所持している人には無用というか、「X-2」ファンは迷わずシングルをゲット!なのですが、ゲームを通して倖田來未そのものにハマったという人にはこのアルバムをパワープッシュ。ただし、「real emotion」のようなアップテンポなダンスチューンは少なめで、全体にR&B、HIPHOPテイスト。そういった音が好きな人に。
2005年9月にリリースされた倖田來未のベスト盤。いつの間にかこんなに曲をリリースしてたんですねー。もちろん「real emotion」と「1000の言葉」も収録されています。CD2枚組のみの商品もありますが、FFX-2ファンならDVD付きを買うのがよろしいかと。全18曲のプロモーションビデオの中には「real emotion」も入ってます。AVEXの歌姫・倖田とスピラの歌姫・ユウナのシンクロするダンスに注目。DVD付きでも3990円とオトクです。今なら「7 SPIRITS」よりももちろんこちらが買い。
1曲目の「君へ。」は、「X-2」本編中に頻繁に流れる「ユウナのテーマ(というかユウナのバラードの方)」をストリングス中心のバラードとしてしっとりと仕上げた曲。バイオリニスト、篠崎正嗣氏が参加しています。ユウナ/青木麻由子のボーカルは、「X」の頃に聴くことのできたボーカル曲よりもさらに上達しているように聞こえます。時折ファルセットを交えながら、切ない歌声を聞かせてくれているのです。2曲目は「久遠〜光と波の記憶〜」のアレンジ、「Morning glow」。「久遠〜」は当初、劇中用のものもボーカル曲として想定されていたこともある曲で、ある意味ではこれが最も原初の「久遠〜」に近いイメージなのかもしれませんね。切ないストリングスが聞き手を包み込むようで、「X-2」プレイ済みのリスナーには思い入れたっぷりに聴くことができるでしょう。ボーカルも1曲目以上に頑張っていてイイ感じです。毎回定位の変わるタンバリンも面白い。 で、DVDも見てみましょう。「君へ。」のプロモは、マイクの前でワンショットで歌う青木嬢と、ゲーム中のユウナの映像を織り交ぜながら進んで行くイメージビデオ。インタビューでは、楽曲について、レコーディングについて、X-2についてといったことから、アフレコ裏話やプライベートなことを語ってくれます。けっこう尺は長めっス。スペシャルムービーは、「ユリパファイト1」に乗せて、ゲーム中のユウナ名シーン(?)をダイジェストでお届け(セリフはなし)。 なお、「君へ。」は、後に発売されたFFX-2インターナショナル版の追加ゲーム「LAST MISSION」におけるスペシャルエンディングムービーでBGMとして使用されたことを付け加えておきます(インターナショナル版サントラにも再収録されました)。
やっぱりと言うか、1曲目「はだしの軌跡」は「リュックのテーマ」のアレンジです。ボーカルはほとんどゲーム中のリュックそのままという感じで、正統派アイドル歌謡(笑)になっています。サビはけっこう音程が高く、松本まりか臨界点突破!という印象(聴いてるこっちがヒヤ汗)。間奏にラップが入ってるのもご愛嬌。モロ、リュックでぇす。2曲目「Without you」はダンサブルな、ややアダルトな雰囲気の……んん?なんだこりゃ、原曲がわからん……。オリジナルでしょうか?何かに似てる気もしますが、もともと「X-2」ってボーカルが乗り得るキャッチーなメロのある曲が少ないので……。あ、ボーカルの方は、リュックっぽくなく新境地開拓!という感じです。果敢にもファルセットを取り入れたりして。でも正直、松枝&江口さん(小声で)、彼女にはちょっと難しすぎやしませんかね?この曲……。 DVDの内容は、ユウナとほぼ同じです。ある意味では松本まりかの「歌唱姿」本邦初公開!続くインタビューでは、彼女は「素」のトークがリュックボイスなんだとよくわかります(収録にあたり、ほとんど声を作ってない)。リュックほど弾けてはいないですけど……。本業はタレントな彼女ですが、今後も声優という分野でやっていけそう。スペシャルムービーは、「ユリパファイト2」に乗せて。とにかく、「X-2」でリュックをひいきにしてた人も、「X-2」はプレイしてないけど松本まりかのファンだという人も、要チェック。予想では、まりかファンの需要で3人の中で最も売れそう。
想像通り、1曲目「眠る想い...」は「パインのテーマ」のアレンジになってます。原曲のイメージ通り、ジャジーな雰囲気。パイン/豊口めぐみ、普通に歌えてます。この曲、けっこう歌うの難しそうですが……なんかクールに、サラッとこなしている感じ。個人的には3人の中で最も歌唱力はありそうに思います。声がしっかりパインしてるのも、さすが本業の声優さんという感じですね。2曲目「Misty Eyed」は今風なR&B。すいませんがこちらも原曲はわかりません。多分オリジナルだと思うんですけど……自信はないです。「あの曲だよ!」という方はバシバシ突っ込んで下さい。 DVDは他の2人と同様の流れになってます。インタビューではパインのイメージとはだいぶ異なる、「素」の豊口嬢を見ることができます。けっこうよくしゃべる人なんですね。学生時代はアニメ部に所属していたという彼女、「本当に好きで」この仕事をやっているようで好感が持てます。スペシャルムービーは「ユリパファイト3」に乗せてお届け。まあ、3人娘の中では圧倒的不人気のパインさんですが(フ○ミ通調べ)、このCDだけ売れ残らないように願いたいものです。メモリーカードはパインバージョンだけ妙に残ってましたからねえ……。 |
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ユ・リ・パ、まとめてハント!