GAMERS EDEN ゲーム音楽 ゲームサントラ レビュー ファイナルファンタジー | |
FINAL FANTASY TACTICS Original Sound Track | |
デジキューブ SSCX-10008 1997年 JASRAC表記:なし |
|
ゲーム紹介 スクウェアが「FFVII」の後に発売した、「FF」の番外編とも言うべき作品「FINAL FANTASY TACTICS(ファイナルファンタジータクティクス・以下FFT)」。ゲームの形態もいわゆるRPGではなく、シミュレーションRPGとなっている。これはSRPG好きのプロデューサー・坂口博信氏が「FFのSRPGが欲しい」というようなことからGOサインが出たと言われている。実際はどうかわからないが、その頃他社からスクウェアに参入してきたゲームクリエイター・松野泰巳氏らの持ち味を活かしたSRPGを作ろう、という動きはたしかにあっただろう。だが、新規タイトルではどう転ぶかわからないという懸念から「FF」の名を付け、隠しキャラとして「FFVII」の主人公が登場するという「万事ぬかりなし」の体制が取られることになった。アイテムや魔法の名前もFFから引用、世界観にもFFをフィーチャーしている。 結果として、その深いストーリーと緻密な人物描写、やり込めるシステムとあいまって、今なお名作と評価される作品となった。極端な話、別に「FF」でなくともよかったのではないか、とまで言われている。何度プレイしてもハマれるゲームシステムは現在でもトップクラスの秀逸さ。続編の登場がここまで望まれているゲームも昨今では珍しいのではないか(2003年にゲームボーイアドバンスで「FFTアドバンス」発売)。 音楽は、FFでおなじみの植松伸夫氏に代わって岩田匡治(まさはる)氏と崎元仁氏がタッグを組んで製作。岩田氏・崎元氏はかつての松野氏作品(伝説のオウガバトル、タクティクスオウガ)で作曲を担当。崎元氏はさらにこの後、松野氏のスクウェア作品「ベイグラントストーリー」でも作曲を担当している。二人が製作したオーケストラを強く意識した楽曲は、ある意味では本家のFFを凌駕し、新たなFF音楽の進化形を我々に聴かせてくれる。 サントラは、曲数の多さに対して2枚組ではあるものの、さすがに補いきれず、1曲あたりの収録時間が短いのが残念。未収録曲もかなりの数に上り、コンプリートには至っていないのが惜しまれる。 |
曲タイトルの後ろに作曲者を表記。岩=岩田匡治、崎=崎元仁(敬称略)。
01 | Bland Logo〜Title Back(崎) | 電源を投入するとまず流れる楽曲。キラキラと美しく雄大に盛り上げていく中、モーションタイプと意味ありげなCGが流れ、タイトルの出現で曲調がファンファーレ調のものに変化する。ゲーム開始(電源投入)直後の導入としてはパーフェクトな出来だろう。 |
02 | Backborn Story(岩) | バグパイプの音色が使われた、どこか古代のヨーロッパ的な雰囲気のする曲だ。ドラの音色がかっこ良すぎる!電源投入後、何もしないで放っておくと流れるデモ(アドバタイズ)で流れる楽曲。終盤、「Bland Logo〜Title Back」のモチーフも入っている。 |
03 | P.R. Movie(崎) | 電源投入後、何もしないで放っておくと流れるデモ(アドバタイズ)は複数あり、この曲はそのうちプロモーションムービーでかかるもの。ゲーム発売前のデモと同じである。導入、一瞬FFの「プレリュード」を思わせるハープのアルペジオが入り、ゲームファンを「えっ?」と思わせる作りが秀逸。その後のアップテンポな展開での勇ましいフレーズは「FFT」のメインモチーフとも言える。締めくくりも「プレリュード」かのようなハープで終わる。 |
04 | ユニット紹介(岩) | これもアドバタイズのひとつ。流れるような楽曲に乗せて、ユニット(職業)を紹介していくデモだ。取り囲むような弦が華やかさを感じさせる。 |
05 | プレイヤーメイク(岩) | こちらもFFを思わせるハープのアルペジオを用いた神秘的な曲。鐘の音が良いアクセントになっている。「ニューゲーム」を選んだ後、名前入力画面まで流れる。 |
06 | Prologue Movie(崎) | 名前入力後のオープニングムービーで流れる楽曲。「Backborn Story」に似たバグパイプの導入があり、「Title Back」のフレーズの後、怪しげな曲調に。ムービーではチョコボ騎兵が疾走するあたりから曲も煽り始め、「FFT」のメインモチーフが展開する。映画音楽顔負けの構成で、迫力は満点。ムービーとのシンクロもこれ以上ない。物語に入っていくプレイヤーを導くのにふさわしい傑作。 |
07 | 礼拝堂(崎) | 神秘的で、薄暗い雰囲気のある曲。いちばん最初の礼拝堂、オーボンヌ修道院のイベントにて。さらにチャプター4(と、いうよりほぼエンディング)で、またこの曲が流れてくるのにも「やられた!」という感じだ。 |
08 | 敵兵襲撃(崎) | 一転して重苦しい楽曲。ゲーム音楽で、こんなにクリアな質の高い鐘の音はかつて聴いたことがない。サウンドエンジニアがかなり頑張っているな、という感じ。「Bland Logo〜Title Back」でのモチーフも使われているようだ。オーボンヌ修道院に何者かが攻め込んでくるイベントにて。他ではチャプター4のゼルテニア城・町外れの教会で再会したラムザとディリータの所に敵がやってくるシーンでも使用。教会つながり? |
09 | Trisection(崎) | ゲーム開始後、初の戦闘でかかる音楽。避けられない戦い、宿命めいた雰囲気がうまく表現されている。ちなみにこの戦闘は主人公以外はオートで動くため、イベント戦闘のようなもの。まず負けることはない。 他にはチャプター1での最後のバトルとなるジークデン砦、チャプター3でのゴーグのスラム街におけるシナリオバトル、いよいよ物語終盤の地下書庫B5Fなど、緊迫感ある戦闘音楽としていくつもの場所で流れる。感覚として、この曲が流れるシナリオバトルは厳しいものが多い(笑)。が、チャプター4の町外れの教会は例外。ゲストユニットのディリータがバシバシ敵をやっつけてくれるからだ。 |
10 | 士官候補生(崎) | オーボンヌ修道院後のイベント、「持たざる者」開始場面のBGM。主人公も含めた見習い戦士たちのテーマだろうか。どこかのんきな雰囲気も伝わってくる。他にも数ヶ所で流れるが、チャプター4のミュロンド寺院まで、ゲーム全般に渡って使われている曲である。隠しイベントバトル、ネルベスカ神殿での戦闘前にも流れる。 |
11 | アタックチーム(岩) | 戦闘に出撃するユニットをチョイスする画面で流れる曲。短いマーチ風の曲で、いざ出陣、といった雰囲気で暗さはない。 |
12 | Unavoidable Battle(岩) | 戦闘曲のうちのひとつ。緊迫感のある、重い空気感の戦闘曲だ。サントラではここに収録されているが、シナリオ上で初出となるのはチャプター2になってから。他にはチャプター4のゲルミナス山岳などでも使用。 |
13 | 戦闘終了(崎) | 戦闘が終了し、戦利金品の表示がされる際に流れる音楽。「FFT」メインモチーフが使われ、締めくくりはハープのアルペジオになっている。戦いはこれで終わったわけではない……といわんばかりの余韻が絶妙。 |
14 | 主人公のテーマ(崎) | 最初にワールドマップで「移動」すると流れる、主人公の父の遺言イベントで流れる曲。ハープがメインの、美しくも悲しげな曲だ。即ちラムザのテーマということになるが、主人公は任意に名前を付けられるため、このような曲タイトルになっているのだろう。ゲーム内のイベント随所で聴くことができる。チャプター3のラファ救出後における彼女の独白イベントでは、兄を思うラファにアルマを重ねて見るラムザの心境を演出。チャプター4に入ってすぐにも、アルマの身を案ずるラムザのイベントで流れる。 |
15 | A Chapel(崎) | 戦闘音楽のうちのひとつ。ランダムバトルにおいては戦闘曲の中から一曲がランダムで選ばれて決定される(必ず発生するシナリオバトルでは曲が決まっていることも)。特にこの楽曲はほぼランダムバトル専用の曲と言うことができるだろう。これは戦闘曲の中ではだいぶ静かというか、おとなしい部類。ワルツ調の拍子だ。 |
16 | アルガスとの出会い(岩) | マンダリア平原でアルガス救出後のイベントで流れる。いよいよゲームとしてのシナリオが展開し始め、プレイヤーを次なる目的地へと誘う。アルガスがシナリオ上で死亡してからは、チャプター2以降ディリータがらみのイベントシーンで転用されているのをよく耳にする。チャプター4に入ってから、ベイオウーフとの初めての出会いとなる炭坑都市ゴルランドでの酒場イベントでも使われていた。また、ネルベスカ神殿で労働七号改を倒して、レーゼがドラグナーとなるイベントでも流れてくる。シナリオ前半にいなくなったキャラのテーマをうまく転用した感じだ。 |
17 | ワールドマップ(岩) | ワールドマップの表示中に流れる曲。ゲームを通しても数少ない明るい楽曲で、リラックスできる時間だ。 |
18 | ショップ(岩) | ショップでの買い物中にかかる曲。どこか楽しげ。あれこれと悩むプレイヤーの様子、か? |
19 | 戦士斡旋所(崎) | タイトルの通り、戦士斡旋所でかかる曲。あまり利用する機会のない施設ではあるが……。 |
20 | 毛皮骨肉商(岩) | CD的にはここに収録されているが、ゲームでこの曲を聴くことができるのはもうずいぶんと後のことになる。毛皮骨肉商はチャプター3にならないと出現しないからだ。それにしても、モンスターの密漁というミニゲームとも言えるシステムは奥深く、アイテムコンプ派は果てしなくモンスターを捕獲することになる(そしてハマっていくのだ)。 チャプター2での機工都市ゴーグ到着後のイベントでもちらっと聴くことができる。機工士のテーマとしての流用がされているのだろうか、残念ながらゴーグには毛皮骨肉商はない。 |
21 | 編成画面(崎) | ユニットの育成画面の曲。アビリティを覚える際、装備を換える際、そしてジョブチェンジの際にも聞くことになる。そういう意味では最も聴くことの多い楽曲と言えるだろう。 |
22 | ブレイブストーリー(崎) | ブレイブストーリーのメニュー内で流れる楽曲。 |
23 | 酒場(岩) | 酒場でのコミカルな楽曲。いくつもの噂話しに耳を傾けるのもいいだろう。 |
24 | データ画面(崎) | セーブ・ロードなどを司るデータメニューにてかかる曲。どこか神秘的な匂いのする楽曲になっている。プレイヤーの命運を司っている、という意味合いか。コンティニュー選択時のロード画面ももちろんこの曲がかかる。 |
25 | Desert Land(崎) | 戦闘曲。どこか緊迫感が漂い、そして運命めいたものも感じさせる秀逸な楽曲。これが流れてくると「負けられない!」という気分にさせられる。ゆったりとした曲調ながら、なぜか焦らされるのもこの曲の特徴。ランダムバトルでしか流れない。 |
26 | アルマのテーマ(崎) | タイトルバックで使われたモチーフで展開していく、主人公の妹・アルマのテーマ。初めてイグーロス城を訪れた際のイベントで流れる。チャプター3で久々の再会となるルザリア城で、兄を案じるアルマの背景でも当然使われている。 |
27 | 怪しげな雰囲気(岩) | ひたすら不気味。タイトルまんまの曲である。チャプター2の終盤、ライオネル城でのイベントが初出。他に、チャプター4のベスラ要塞でのイベントで、謀反の疑いをかけられたオルランドゥが捕らえられてしまうシーンで流れる。 |
28 | Decisive Battle(岩) | チャプター1でのドーターのスラムで初出となる緊迫戦闘音楽。刻む弦がプレイヤーを焦らせる。厳しい戦闘になりそうな気配が濃厚。そういえば「エヴァンゲリオン」にもこんなタイトルの曲がありましたネ。 |
29 | 悲痛な心の叫び(崎) | なにか悲劇的・絶望的な雰囲気の漂う楽曲。弦と管で構成されている。チャプター1のフォボハム平原(風車小屋)でのイベントが初出か。 |
30 | Remnants(崎) | 戦闘曲の中で最も不気味で、おどろおどろしい楽曲。這うような低音が恐怖感を増大させる。戦闘開始時にこれが流れてきた時には、なんとも恐ろしい気分にさせられてしまう。後半は一転して救いのある神々しい雰囲気に。盗賊の砦におけるミルウーダとの戦闘が初出となるか。チャプター3のオーボンヌ地下書庫3連戦や、チャプター3の終盤・ウィーグラフとラムザの一騎撃ち、チャプター4での雨が降るフィナス河(シナリオバトル)、ランベリー城城内、地下書庫B4Fなどでも聞くことができる。 |
31 | 出撃前緊張(岩) | 砂ネズミの穴ぐらにて、ウィーグラフとギュスタヴの緊迫した対峙イベントが初出。宿命めいたものを感じさせる曲調だ。「俺達に必要なのは思想じゃないっ、食うものや寝る場所だ!それも、今すぐになッ!」。 チャプター2に入ってすぐのドーターでのイベント、ゴーグのスラム街、チャプター3でのヤードークリア後のイベントなど、陰謀めいたシーンのいくつかで耳にすることができる。 |
32 | 緊迫1(崎) | 盗賊の砦でのミルウーダとの戦闘が終わると、場面は自動的にイグーロス城に移り、ディリータの妹ティータがさらわれてしまう。その襲撃シーンに流れる、緊迫・危機BG。テンポもかなり速めで、煽り立てるスネア・高音の弦・ブラスがシーンを盛り上げる。イベントシーンだけでなく、チャプター2のザランダ・ムスタディオ救出戦やチャプター3の地下書庫などでは戦闘曲としても流れることがある。 |
33 | ゲームオーバー(崎) | ゲームオーバーの時に流れる、ひたすら悲しくて切ないME。これが完奏するまでキャンセルもスキップもできないのは少々うっとうしい。すぐにロードしてコンティニューしたいプレイヤーが大半のはずだ。 |
34 | チュートリアル(岩) | チュートリアルで流れる曲。楽しげで明るいマーチ調の楽曲だ。 |
35 | Random Waltz(崎) | 戦闘曲だが、どことなく楽しげで平和的(決してそうではない戦闘でももちろん流れるが)。タイトルバックのモチーフを含むランダムバトル専用曲。というより、タイトルがそのものズバリです。 |
36 | オヴェリアのテーマ(崎) | プリンセス・オヴェリアのテーマ曲。さわやかで明るく美しい曲だが、残念ながらこの曲はゲーム中ではあまり聴くことができない。 |
37 | Apoplexy(崎) | こちらもバトル音楽。バトル音楽だけでかなりの曲数が用意されているのがわかる。この楽曲は実にキャッチーと言おうか、勇ましさバツグンで印象が強いためか、ランダムバトルも含めて最も頻繁に流れているようなイメージがある。チャプター2のアラグアイの森が初出(アナタはボコを救出しましたか?)。 また、ネルベスカ神殿での対労働七号改とのバトルでも使用され、ヒュドラやコカトリスという厳しい敵を相手にした戦闘を演出。 |
38 | 聖騎士ザルバッグのテーマ(崎) | 主人公の兄・ザルバッグ・ベオルブのテーマ。最初にイグーロスに出向いた際のイベントシーンで初出。あまり聴く機会がなく、イベントそのものも短いため、「ザルバッグのテーマ」としての曲の印象は薄いものになってしまっている。 ザルバッグのテーマという意味ではシナリオ中盤以降は外れたものになってしまうためか(兄との敵対色が濃厚になってしまうため)転用が多く、明るめのイベントシーンによくかかる。ディリータとの再会シーン全般や、ゴーグでのベスロディオ救出後、チャプター3(ゴルランド)のオーラン救出バトル後、チャプター4でのレーゼ救出後などに使用されている。もはや「無事救出!のテーマ」と言うべきか(笑)。 |
39 | Run Past Through The Plain(岩) | バトル音楽のうちのひとつ。戦闘曲の中でも出色の勇ましさ、かっこよさを誇る曲である。まるで、脅威的な強さでどんどんと敵に攻め込んでいくゲストユニット・ガフガリオンとアグリアスのテーマのようだ。オケ全体でバトルを盛り上げる、勇壮な楽曲。つくづく、FFTのオケ音色は幾多のゲームの中でも非常に秀逸であることを実感させられる。他に、チャプター3の城塞都市ヤードーにおけるラファ救助バトル、チャプター4のドグーラ峠でも聴くことができる。 |
40 | 謀略(崎) | 陰謀めいたイベントシーンでたびたび使われる曲。チャプター1の貿易都市ドーターで初出。低音のピチカートをリズムにして、低い弦がうねるように不気味なフレーズを奏でる。チャプター2のムスタディオ救出後、チャプター4のランベリー城・城門前でのイベントなどでも聴くことができる。 |
41 | ディリータのテーマ(崎) | まずはティータがさらわれたイベントの後、イグーロス城に戻ると聴くことができる。不安げな曲調は、妹がさらわれて気が気でないディリータのテーマだ。そんな憤るディリータに、わざわざいらんことを言ってヒンシュクを買うアルガス。結果として、このイベントの後、アルガスはパーティを離れることに。 |
42 | Back Fire(岩) | 戦闘音楽。ブラスメインで構成される、勇ましくもどこか悲壮感漂う戦闘を彩る。後に引けない決意、といったイメージ。最初はガリランドでの戦闘で聴くことができる。あとはチャプター2の終盤、ライオネル城城門におけるガフガリオンとのバトルが印象深い。他にはチャプター4のランベリー城・城門前など数ヶ所。あなたのラムザはアルテマをラーニングして見習い戦士マスターとなったか? |
01 | 思い出(崎) | アルガスがパーティを抜けた後、マンダリア平原で発生する主人公とディリータのイベントで流れる、ちょっと寂しいラムザのテーマのモチーフ。二人の友の行く末を暗示しているようだ。ベルの音色、フルートの音色がちょっぴり感傷的にしてくれる。あまりに短いのが残念。 |
02 | ダイスダーグのテーマ(崎) | チャプター1でのイグーロス襲撃の後、城に戻ると、重症を負った兄・ダイスダーグとの会話イベントが発生。そこで流れる曲がこれだ。主人公の兄だというのに、この怪しげな、そして重苦しいテーマ曲はいったいどういうことなのか……。その答えは早くもチャプター2でのイグーロス城でのイベントで明かされる。ダイスダーグは、弟・ラムザと王女オヴェリアの暗殺を企てていた……。さらに、チャプター4では毒騒動に乗じてラーグ公を殺害するダイスダーグのシーンでも使われていた。 チャプター3以降になると、とてもではないがDisc1・トラック38「ザルバッグのテーマ」がザルバッグに相応しくないためか、王都ルザリアでのラムザとザルバッグ対面のシーンでは、この「ダイスダーグのテーマ」が流れていた。 |
03 | Antipyretic(崎) | 戦闘音楽のひとつ。風車小屋でのウィーグラフとの戦いが初出のはず。メインテーマのモチーフが織り込まれており、それだけにこの曲がかかる戦いはシナリオ上、重要なポイントとなるのだろう。たしかに物語のヤマ場となる戦いで耳にする機会が多いかも。チャプター2のゴルゴラルダ処刑場や、チャプター3のリオファネス城門前、チャプター4のベスラ要塞・水門などがそうだ。また、ミュロンド寺院におけるザルバッグとの戦いでも使用。卑劣なヴォルマルフによってザルバッグとの避けられぬ戦いに挑むラムザ……。曲の中間部・メインテーマのモチーフのあたりは、そんなラムザの宿命とシンクロしているような気がいやでもしてくるというもの。 |
04 | 聖アジョラのテーマ(崎) | 聖アジョラの加護を受けんがため、枢機卿のいるライオネル城を訪れた一行。この曲はそこで聴くことができる。メインモチーフを低音の弦を中心に怪しく、そして神秘的に奏でている。これから救いを求めるべき相手のテーマがこれとは……、一筋縄ではいかなさそうだ。 チャプター2の終わりにも使われているほか、チャプター4ではバリンテン大公がらみの陰謀めいたイベントシーンで耳にする。死都ミュロンドでのイベントでも使用された。 例外として、チャプター4の貿易都市ザーギドスでのイベントがある。サーギドスに初めて訪れるとこの曲が鳴り、すわ敵との対峙か?と思ってしまうが、町の片隅にいたのはひとりの花売り(FFVIIのエアリス)だった……。これだけの登場ではあるが、彼女は1ギルで花を買わないかと持ちかけてくる。当然、ここでは買った方が後々のためにも良い。その結果、後に発生するザーギドスでの隠しイベント戦闘の前にもこの曲が流れるのだ。 |
05 | Bloody Excrement(崎) | 戦闘曲。ここまで見てくればおわかりの通り、曲タイトルが英語のものはたいていがバトル用音楽である。ズンズンという音が、迫り来る敵を連想させる。中盤の薄いストリングスのパートは緊張感でいっぱい。対峙した者たちのやりとりが蘇ってくるようだ。戦闘中のキャラたちの会話もこの作品の醍醐味のひとつ。サントラでは2枚目の収録となっているが、初出はチャプター1のマンダリア平原・アルガス救助バトルと早い時期である。さらに、チャプター3でのルザリア城・異端審問官ザルモゥとの戦いでも使われている。チャプター4・ミュロンド寺院広間での対ヴォルマルフ戦や、死都ミュロンドでのバトルもこの曲だ。 他にも、ジークデン砦では戦闘前のイベント音楽として流れた。敵に捕らえられたティータ、立ちはだかるアルガス。緊迫する展開を見事に演出していたと言えよう。 |
06 | そして僕は逃げ出した(崎) | チャプター1のエンディングとも言える、ディリータとティータの悲しいイベントの後でかかる短いME。おなじみのラムザのモチーフが使用されている。 |
07 | Espionage(崎) | なにやら不穏な空気を感じさせる音楽。低音を中心とした、隙間ある編曲にはなっているが、その重圧感は不気味さじゅうぶん。左右に割り振られたティンパニがおどろおどろしいリズムを生み出し、そこに弦がまるで敵の足音のようにかぶさる。部分的にメインモチーフの断片が使用されている。他に、突然の毒状態という不利な状況から始まるチャプター4・ベッド砂漠での戦闘でもこの曲が流れる。最終局面、失われた聖域での戦闘でも使用。いよいよ物語りの終わりも近いことを感じさせる戦闘での使用も効果バツグンだ。 隠しイベントでも使用頻度が高く、ゴルランド炭坑におけるレーゼ救出戦闘や、ザーギドスでのクラウド救出戦闘もしかり。しかし何と言ってもディープダンジョンであろう。大半のフロアでこの曲か、もしくはこのアレンジ違い(サントラ未収録)が流れ、暗がりの中での強敵との対峙による恐怖感をこれ以上なく増幅する。 |
08 | 降臨(岩) | 聖石の持つ力によって、異形の者へと姿を変える者のテーマ。 枢機卿との直接対決前、不浄王キュクレインへと変化するドラクロワ枢機卿のイベントシーンや、オーボンヌで魔人ベリアスとなるウィーグラフのシーンで流れる。ドラ、鐘が怪しく、しかし荘厳に鳴り響き、低音を中心とした弦楽器が場面をおどろおどろしく盛り上げる。いったい何が起こっているのか……プレイヤーを不安にさせることはまちがいないだろう。 ディープダンジョンの最終フロア「END」に訪れた際も、戦闘前にこの曲が流れる。 |
09 | オヴェリアの不安(崎) | ザランダから移動しようとすると始まるイベントシーンで流れる楽曲。弦中心のどこかはかなげな、切ない曲。「私を利用しないかしら?」というオヴェリア姫の不安を奏でる。メインテーマのモチーフもちらっと顔を出す。 また、チャプター3でのオヴェリアとディリータの会話イベントなどでも演奏される。「私は生きる価値などない……」そう語るオヴェリアの複雑にして絶望的な心境に、これ以上ないぐらい説得力を持たせている楽曲だ。 |
10 | Under The Stars(岩) | 戦闘曲。地下書庫での戦いが初出となるだろう。いよいよ物語も中盤、シナリオの核心に迫りつつある。「流れ」に背き、信じる道を進み、絶対に背を向けないことを心に誓った主人公の運命的な戦いを彩る。ウインドチャイムと鐘の音が、宿命的な色付けを施している。 |
11 | 橋上の戦い(崎) | その名の通り、橋のあるマップでの戦闘で流れることが多い。初出はゼイレキレの滝だっただろうか。突如として敵となったガフガリオン、こちらに加勢するディリータ。プレイヤーは状況をよく呑み込めないまま、この楽曲に煽られて戦わざるを得ない。メインテーマのモチーフが鳴り響く、勇壮なバトル音楽だ。チャプター3のラストバトル・リオファネス城屋上でも、メインテーマのモチーフを使ったこの曲をうまく使っていた。さらにメインテーマの意味付けを伴って、チャプター4・イグーロス城における長兄ダイスダーグとの直接対決でも使用している(橋上ではまったくないが)。 |
12 | 枢機卿の怒り(岩) | ウォージリス到着後に発生する、ライオネル城での枢機卿とガフガリオンの陰謀渦巻く会話イベントで流れる曲。ひたすら低く、重く進行し、空気感までも表わした楽器構成はお見事のひとこと。曲タイトルの「怒り」は、イベントの結末で明らかに。 他には、実はタイトルとは関係なくチャプター1のドーター・スラム街でのイベントでもすでに流れている。チャプター4でのランベリー城でも使われた。 |
13 | In Pursuit(崎) | 戦闘BGM。どこか悲劇的なものを感じさせる弦と鐘の音が印象的だ。メインテーマのモチーフも含まれており、おのづとその戦いが避けることのできない、シナリオ上の重要な戦闘であることを裏付けているかのよう。チャプター1のレナリア大地でのバトルが初出で、敵対するミルウーダとの悲しいやりとりを巧みに盛り上げた。 また、チャプター4のベスラ要塞・城壁では進行ルートを北と南から選択できるが、どちらを選んでもバトルではこの曲が流れた。 もともと「戦況報告」画面で流れるはずだったこの曲。どうやら「戦況報告」そのものがなくなったため、バトルに転用されたらしい……。 |
14 | Shock !! 〜絶望(崎) | チャプター2の終盤近く、ライオネル城でのイベントシーンにて。メインテーマのモチーフが織り込まれた、タイトル通りの絶望的な悲劇を煽る音楽だ。物語はさらにプレイヤーの予想もつかぬ方向へと展開していく。 |
15 | 聖アジョラのテーマ豪華版(崎) | 曲題の通り、オリジナルよりも厚みの増した「聖アジョラのテーマ」のアレンジ。チャプター2の終わりで流れる。この辺りになってくると、ゲーム中ではあらゆる陣営の思惑・陰謀が渦巻き、救いがなくなってくる。それゆえ楽曲も重苦しいものの比重が増えている。 通常バージョンのトラック4とともに、チャプター2の終局でも使用されている。さらに、チャプター4の終局も終局、ラスボス戦前にも使用されており、一貫したテーマでの印象付けはすべてこのためにあったと言っても過言ではない。 |
16 | 悲痛な心の叫び!(崎) | 「!」が付いた、「悲痛な心の叫び」。初出はチャプター2のゴルゴラルダ処刑場である。ひたすら悲痛に、弦が切なく歌い上げている。 他にはチャプター3・グローグの丘で戦闘後のイベントで流れる。雨の効果音とあいまって、その雰囲気をいやがうえにも盛り上げるだろう。決して前に出てくるテーマ性を持った楽曲ではないが、心境描写としては絶妙だ。 |
17 | レクイエム(崎) | リオファネス城の屋根で、力つきた兄マラークに想い出話をするラファ。そんな悲しくしんみりとしたシーンに流れる静かな弦楽。まさにレクイエム−鎮魂歌−である。映画のサウンドトラックを彷彿とさせる弦のアレンジは秀逸にして美麗。そのままチャプター3の終わりまで流れ続ける。 |
18 | 恐怖1(岩) | チャプター3のラストとなる戦いの前、リオファネス城の屋上でバリンテン大公と対峙するラファのイベントシーンが初出。そこへマラークが現われ……そしてさらにそこへ……。息をもつかせぬ展開のイベントシーンを盛り上げる楽曲だ。低音と高音の使い分けが見事で、次から次へと現われる人物すべてをフォローしているような気さえしてくる。 チャプター4・ランベリー城の地下墓地でも使われている。 |
19 | The Pervert(岩) | 不浄王キュクレインとのバトルで初出となる戦闘曲。ズンズンと迫り来る圧倒的・強大な敵との戦いを強いられる一行を表わしているようだ。低音のブラスとティンパニーで主たるリズムを作り、そこに弦や鐘などの上ものが迫り来る者の恐怖を奏でる。戦闘において、プレイヤーにこれ以上ない危機感を与えてくれることだろう。 他にはチャプター3の終盤、異形の者となったウィーグラフ=魔人ベリアスとの戦闘でもこれが使用されている。ベリアスやアルケオデーモンの脅威的な攻撃が思い出されることだろう。同じようなシチュエーションでは、チャプター4のランベリー城・地下墓地における「死の天使ザルエラ」との戦いでも流れた。こちらの戦闘も非常に厳しいものになるだろう。 チャプターも4となると厳しい戦闘が多いためか、この曲の出番も多い。アドラメレクへと姿を変えた長兄・ダイスダーグとの戦いや、物語終盤・飛空艇の墓場でもこの曲が煽り立てる。 ちなみにディープダンジョン最終フロア「END」でのバトルもこの曲。ゾディアーク、ラーニングした? |
20 | Antidote(崎) | 炭坑都市ゴルランドでの、オーラン救出バトルが初出。雪の積もったマップに、キラキラという音色がハマっている。シチュエーション重視の音楽とでも言おうか、暗さ・悲壮感は感じられない。クリスマスの時期によく耳にする、シャンシャンというベルの音がパーカッションとして右側で鳴っているのが良い隠し味になっている。 他に、チャプター4での隠しイベント(ホーリードラゴン)では再度ゴルランドでの戦闘があるが、その際もこの曲が流れてくる。 |
21 | 雷神シドのテーマ(崎) | チャプター4の冒頭、雷神シドことオルランドゥと、オーランの会話シーンで初めて使われる。マーチ・ファンファーレ調の、シドを称える彼のテーマ曲である。ブラスを中心にした勇ましい曲調は、まさに雷神シドに相応しいと言えるだろう。 ベスラ要塞の水門をクリアすると、オルランドゥは仲間になる。その際のイベントでも耳にすることができる。 |
22 | 掘り出し物(崎) | チャプター4が開始してから、機工都市ゴーグへ行くと、ムスタディオの父ベスロディオが炭坑から謎の球体を掘り出したというイベントが発生する(この球体が、後に仲間になる労働八号なのだ)。そのイベントでかかる楽曲がこれ。シナリオの本筋から外れた、いわゆる隠しイベントのため必ず発生するものではなく、この曲を聴かぬままエンディングに至ったプレイヤーも多いことだろう。コミカルな存在である労働八号にピッタリな、楽しげな曲だ。もちろん、彼を仲間にするイベントでも聴くことができる。また、同じくゴーグでのクラウド出現イベントでかかるのもこの曲。 |
23 | Night Attack(岩) | 戦闘曲。チャプター1・砂ネズミの穴ぐらが初出である。だが、最も印象深いのはツィゴリス湿原に代表される沼地マップでの戦闘だろう。低音のブラスを中心とした編成は、毒沼・雨・そして敵はアンデッドだらけ……という、不気味な戦場の雰囲気にはピッタリ。マップのシチュエーションにこれほどしっくりくる戦闘曲もタクティクスならでは。隙間の多い構成が、静寂とともに不安を助長する。アンデッドの出現確率の高いユーグォの森やポエスカス湖でもよく耳にする。 |
24 | 恐怖2(岩) | おぞましい化け物がリオファネス城内で暴れている……!遠くに聞こえる兵士たちの悲鳴を聞きながら、単身脱出を決意するアルマ。そんなチャプター3終盤のイベントシーンで流れた曲。まだ見ぬ魔物の恐怖を煽りながらも、中盤の展開ではわりと可愛らしい音色(木琴、フルートもしくはピッコロ)が使われているのはアルマのイメージが入っているからだろうか。 他にはチャプター4・ミュロンド寺院での「教皇フューネラルの最期」で使用。 |
25 | Ultema The Nice Body(崎) | 最終ボス・聖天使アルテマとの第一回戦で流れるラスボス音楽。ナイスボディなのかっ?!アジョラのテーマのモチーフも織り交ぜながら、激しい戦闘を煽り立てる。だが、ここまで到達したプレイヤーには意外とあっさり倒せてしまうことだろう。かと思ったら……。 |
26 | Ultema The Perfect Body !(岩) | お約束の第二形態。即ち完全体との戦闘で流れる、本当のラスボス戦BG。圧倒的なテンポで煽り、1分40秒あたりでいったん完結しかけるが、そこからガラっと曲調が変わって危機感を漂わせる。もともと2つの別の曲だったものを繋いだらしい。そもそも前半部を作って「イマイチ」だったらしく、後半部に当たる曲を作成。結局どっちも惜しかったので合体したとのこと。 特にこれまでに登場したモチーフは入っていないと思うが……アジョラのモチーフもメインテーマのモチーフもなし。最後の最後だから、メチャクチャやって欲しかった気もするが、結果としてさほど驚く要素のない無難な曲になってます。楽器の編成はけっこう厚めですが。 |
27 | ラスト戦闘終了(岩) | 通常戦闘と同じく、メインテーマのモチーフを用いた戦闘終了ME。これまでが「戦いはまだ終わらない」的な余韻を残していたのに対し、「やったね、おつかれさま」というような印象を受ける清々しい音色だ。 |
28 | Epilogue Movie(崎) | タイトル通り、エンディングのムービーで流れる情緒たっぷりのメインテーマのアレンジ。完パケMIXを取り込んで流しているのだろうか、ゲーム内の内蔵音源とはやはりクオリティがちがう。わりと短めで、スタッフロールへと続く。 |
29 | Staff Credit(崎) | スタッフクレジット、その名の通り。シンセやサンプリング演奏だとは思うのだが、まるでフルオーケストラのようなクオリティで仕上がっている。エピローグムービーと同じく、外部演奏のMIXを録音してそのまま送出しているのだろう。さまざまなモチーフが現われては消えていき、まさに一大映画音楽か、組曲のようだ。プレイヤーに余韻を残すには抜群だが、このあとのエピローグは……まさに賛否両論でしたね。 |
ゲームにおける隠しサウンドモード 「FFT」のソフトを起動し、「ニューゲーム」を選択する。そして名前の入力で「BGMききたい」としてやると、隠されたサウンドモードに入ることができる。ゲーム中の音楽を聴くことができ、中にはサントラ未収録の短いMEもある。サントラとはまったく異なる曲名が付けられているのが興味深く、さらに曲名にカーソルを合わせてセレクトボタンを押すと、作曲者のコメントを読むことができる。ソフトを持っている人はぜひ試してほしい。 ……と、まあこれだけで終わってはデータとして不足なので、サウンドモードの解説もオマケとして付けておきます。 作曲者の表記は、岩=岩田匡治、崎=崎元仁、三井=三井ゆきこ、三浦=三浦優子(敬称略)。 三井ゆきこ氏は作詞/作曲活動(ゲームではルームメイト〜井上涼子シリーズなどが有名。椎名へきるや安西ひろこなどのアイドルものも数多く担当)のかたわら、絵本作家としても近頃では著名になっている。 →オフィシャルサイト「Little Wish」 |
サウンドモードでの曲名(作曲者) | サントラ対比/解説 |
1.大名行列斬捨御免(岩) | Disc1-12「Unavoidable Battle」 岩田氏が作って最初に採用されたバトル音楽。 |
2.風の又三郎(岩) | Disc1-39「Run Past Through The Plain」 たしかに又三郎ぽいかも。 |
3.ちょっと大人の(岩) | Disc1-42「Back Fire」 岩田氏がかつて作ったゲームの曲にインスパイアされているらしい? |
4.SMPL1.JPG(崎) | Disc1-35「Random Waltz」 崎元氏がサンプリング音源のテストも兼ねて作った曲。だから曲名が。なるほど。 |
5.教会アタック(崎) | Disc1-15「A Chapel」 曲名は「教会」だが、ランダムバトル曲になってしまった。 |
6.クマさん登場(崎) | Disc2-05「Bloody Excrement」 クマさんとは、ラムザのことらしい。 |
7.愛国主義者万歳!!(岩) | Disc1-28「Decisive Battle」 岩田氏的にはズレがあるらしい曲。 |
8.オー!ジャパネスク(岩) | Disc2-23「Night Attack」 曲名(ジャパネスク)の由来は、この曲を聴いた崎元氏が漏らした感想のようだ。 |
9.星が降るんだよ(岩) | Disc2-10「Under The Stars」 タイトルがまんまでグーです。 |
10.づんづん(崎) | Disc1-30「Remnants」 正式なタイトルは「づん ズリズリ、づんづん」だそうな。 |
11.ラムザ君の憂うつ(崎) | Disc2-03「Antipyretic」 思いも寄らず「ラムザ君の憂うつ」っぽいシーンで使われている。 |
12.突撃軍曹(崎) | Disc1-09「Trisection」 軍曹? |
13.笑うクマさん(崎) | Disc2-20「Antidote」 崎元氏は雪が好きらしい。 |
14.儀式のお時間(崎) | Disc1-37「Apoplexy」 眠い時に作ったわりには激しい。CDでは39の「儀式のお図かん」と合体した形で収録している。 |
15.走れシルバー(崎) | Disc1-25「Desert Land」 崎元氏としてはウェスタンだそうです。 |
16.ローリングソバット(崎) | Disc2-07「Espionage」 渡部素子氏(サウンドエンジニア)には「ミュージカル風」に聞こえたようだ。 |
17.地獄踊り(岩) | Disc2-19「The Pervert」 テーマは「変質者」らしいぞ。 |
18.アジョラさん大回転(崎) | Disc2-25「Ultema The Nice Body」 回っております。酔う。 |
19.薄情大魔王(岩) | Disc2-26「Ultema The Perfect Body !」 最初は別々の曲だったものをつなぎ合わせたらしい。言われてみればそうも聞こえる。 |
20.やったぜ1等賞(岩) | サントラ未収録 冒険家レベル、トレジャーハンターレベルの上昇、かな? |
21.残念2等賞(岩) | サントラ未収録 使ってた? |
22.ジョブLvUp S(岩) | サントラ未収録 未使用。メインテーマのモチーフ。 |
23.不幸汎用 L(崎) | サントラ未収録 鳴ってたっけ? |
24.ジョブLvUp L(崎) | サントラ未収録 未使用。こちらもメインテーマ。 |
25.クマさん舞踏会へ(岩) | サントラ未収録 聴いた覚えがないです。 |
26.辺境警備隊(岩) | Disc1-34「チュートリアル」 チュートリアル以外では流れません。 |
27.朝の牛乳(岩) | Disc1-17「ワールドマップ」 たしかに、朝って感じ。でも牛乳ドロボウはいけません。 |
28.明朗会計(岩) | Disc1-18「ショップ」 タイトルがまんまです。 |
29.職業安定所(崎) | Disc1-19「戦士斡旋所」 確かに戦士たちにとっては職安かも。 |
30.クマさん骨肉店へ(岩) | Disc1-20「毛皮骨肉商」 生き別れの弟? |
31.変身顔面(崎) | Disc1-21「編成画面」 変身顔面って何のことかと思ったら、編成画面ってことか。 |
32.アラズラムの部屋(崎) | Disc1-22「ブレイブストーリー」 まんま。 |
33.最近どないでっか?(岩) | Disc1-23「酒場」 どうもこうも戦闘ばかりで。 |
34.話せば長いんじゃ(岩) | Disc1-05「プレイヤーメイク」 ニューゲーム開始時の曲ですが、そこからエンディングまでは確かに長いかもね。 |
35.確定申告(崎) | サントラ未収録 「儲け話」の報告画面で流れる曲。未収録なのはちと残念。大成功すれば拍手ヒューヒュー。 |
36.戦況報告(崎) | Disc2-13「In Pursuit」 最初は「戦況報告」なる画面で流れるはずだったらしい。「戦況報告」ってあったっけ? |
37.女王様の毛(崎) | Disc2-09「オヴェリアの不安」 毛って? |
38.いばりーすのコラ(崎) | Disc2-22「掘り出し物」 コラってナニ? |
39.儀式のお図かん(崎) | Disc1-37「Apoplexy」 CDでは14の「儀式のお時間」と合体した形で収録、1分08秒あたりからがこちらの曲。 |
40.大地の恵み(岩) | Disc1-16「アルガスとの出会い」 実は最初はミニゲームの曲だったらしい。で、そのミニゲームはなくなったらしい。 |
41.昏睡寸前(崎) | Disc1-24「データ画面」 崎元さん、眠かったんでしょうか。 |
42.あぜ道行進曲(岩) | Disc1-11「アタックチーム」 ほんとはバグパイプを使いたかったそうです。 |
43.勝利の巻でやんす(崎) | Disc1-13「戦闘終了」 タイトルの通り。 |
44.本当の私を見て(岩) | Disc2-27「ラスト戦闘終了」 本当の私って、アルテマの?ではなく、岩田氏にもこんな曲が書けるんだよ!ということらしい。 |
45.LvUp S(崎) | サントラ未収録 レベルアップME。 |
46.財宝発見 S(崎) | サントラ未収録 アイテム発見&密漁成功ME。 |
47.幸福汎用 S(崎) | サントラ未収録 ジョブレベルアップ。 |
48.不幸汎用 S(崎) | サントラ未収録 こんなんあった? |
49.うふふっ(岩) | サントラ未収録 ジョブチェンジのME。 |
50.無理っス。(崎) | Disc1-33「ゲームオーバー」 ジョブの選択やアビリティのチョイスをミスって負けた時は、ほんとに「無理っス」。 |
51.お祈りクマさん(崎) | Disc1-07「礼拝堂」 ラムザはお祈りしてませんが。 |
52.クマさんお食事中(崎) | Disc1-08「敵兵襲撃」 食事? |
53.小踊る小悪党(崎) | Disc1-10「士官候補生」 悪い奴が踊ってるというイメージだったようだが、使われたのは「士官候補生」。うまくいかんね〜。 |
54.愛の賛歌(岩) | Disc1-31「出撃前緊張」 題名からはこの曲だとは絶対わからん。 |
55.私の心は寒いのさっ(岩) | Disc1-27「怪しげな雰囲気」 エレベーターで「待ってくれ〜」って人を無視してわざと「閉」を押す曲。 |
56.収穫後(崎) | Disc2-16「悲痛な心の叫び!」 このタイトルのギャップってば。 |
57.ラー族の収穫の踊り(崎) | Disc1-40「謀略」 首の収穫って…… |
58.S木君の鎮魂歌(崎) | Disc2-17「レクイエム」 サウンドプログラマーの鈴木秀典氏が、サウンドドライバーの致命的なバグを発見した様子を、崎元氏が描写した曲。 |
59.さわやかな朝(岩) | Disc2-12「枢機卿の怒り」 ぜんっぜんさわやかぢゃねえ。 |
60.首(はあと)りの時間だよっ(岩) | Disc2-08「降臨」 処刑担当らしい。 |
61.嬉しいクマさん(崎) | Disc2-01「思い出」 ラムザのテーマ・メジャーバージョン。つまり、ラムザ=クマってことっす。 |
62.女王様の腕(崎) | Disc1-36「オヴェリアのテーマ」 CDでは66「女王様の靴」と一曲になって収録。 |
63.小悪党錯乱(崎) | Disc1-29「悲痛な心の叫び」 小悪党って、ウィーグラフ? |
64.音楽室の電磁波(岩) | Disc2-18「恐怖1」 スクウェアの音楽室はヘンな電波が出てるんだって。 |
65.森のクマさん発(はあと)期(岩) | Disc2-24「恐怖2」 人間とでもOKなんだってさ。 |
66.女王様の靴(崎) | Disc1-36「オヴェリアのテーマ」 CDでは62「女王様の腕」と一曲になって収録。 |
67.妹の靴下(崎) | Disc1-26「アルマのテーマ」 アルマは製作過程で人物像がけっこう変わったらしい。もし、もの凄く屈強なアルマだったら。 |
68.親友の汗(崎) | Disc1-41「ディリータのテーマ」 自分の中にディリータとの共通項を見出す崎元氏のテーマでもあるようです? |
69.女王様のベット(崎) | サントラ未収録 エンディング/スタッフロール後のエピローグシーンにて使用された曲。 |
70.唸るオヤジ(崎) | Disc2-02「ダイスダーグのテーマ」 貴族の権力の象徴を表わした曲。 |
71.サル袋(崎) | Disc1-38「聖騎士ザルバッグのテーマ」 早々にザルバッグのテーマではなくなった曲。 |
72.シドとは(崎) | Disc2-21「雷神シドのテーマ」 宍戸錠?! |
73.クマさん悲しい(崎) | Disc1-14「主人公のテーマ」 この曲でもドライバーのバグがあったようで、そんな鈴木氏にピッタリ? |
74.あじょらさんニヤリ(崎) | Disc2-04「聖アジョラのテーマ」 何故か女性に人気の曲だそうです。 |
75.アジョラさん行動中(崎) | Disc2-15「聖アジョラのテーマ豪華版」 本性を現わしたアジョラさん。 |
76.緊縛(崎) | Disc1-32「緊迫1」 き、緊縛……。 |
77.金箔(崎) | Disc2-11「橋上の戦い」 崎元氏としては「緊迫2」のつもりだったようだ。かっこ良すぎると戦闘に使われてしまう、の好例。 |
78.鼻から牛乳(崎) | Disc2-14「Shock !! 〜絶望」 チャラリ〜ン、ですか。嘉門。 |
79.そして僕は(崎) | Disc2-06「そして僕は逃げ出した」 ラムザのモチーフ・濃いぃ〜バージョン。 |
80.なぞなぞあじょら(崎) | サントラ未収録 ミュロンド寺院でのザルバッグ戦前や、飛空艇の墓場での戦闘前イベントで使用。他にも使用頻度は高いが、残念ながら未収録。 |
81.戦い(三井) | サントラ未収録 三井氏は「音」が「色」で見えるらしい。そんな能力、欲しい気がする。 |
82.戦い Ver.2(三井) | サントラ未収録 81からはゲーム中のミニゲーム「サウンドノベル」の楽曲。一切サントラに収録されなかったのは残念だ。 |
83.散歩のテーマ(三井) | サントラ未収録 お城で暮らしてたんだって。 |
84.森の中(三井) | サントラ未収録 孤独が最大の敵。 |
85.悪いホルモン(三井) | サントラ未収録 なんか恐い。「悪いホルモン」って。 |
86.復讐(三井) | サントラ未収録 この曲はクリスマスに作られたらしい。 |
87.恐怖の山中湖(三井) | サントラ未収録 頃されそうになった三井さんのテーマ。 |
88.ラブラブハッピー(三井) | サントラ未収録 月の海、海の音、羊の腸、ナイロン。 |
89.夜のしじま(三井) | サントラ未収録 AVスカウトされた三井さんのテーマ。 |
90.安息(三井) | サントラ未収録 動物もののテーマ。 |
91.空の旅(三井) | サントラ未収録 100人に1人は音が色で見える、と。いいなあ。 |
92.脳を横ぎるモノ(三浦) | サントラ未収録 ボツが多かったみたいです。 |
93.限られた時間の中で(三浦) | サントラ未収録 さて、何をしようかな。 |
94.何かで聞いたような(三浦) | サントラ未収録 「何か」が気になります。 |
95.リトルウイング(三浦) | サントラ未収録 カッコ悪くても飛べるさ! |
96.FearAfter(三浦) | サントラ未収録 とある昔のゲームの感触をもとに作ったという曲。そういえば……。 |