PE2・ステータス異常の考察

ステータス異常とは
 アドベンチャーとはいうものの、あくまで前作の続編である「PE2」には、ステータス異常が引き継がれている。代表的アドベンチャー「バイオハザード」シリーズには毒状態ぐらいしかないが、「PE2」のステータス異常は非常に多彩なもの。対処法をしっかりと把握して、もし発生したら迅速に治療していきたい。どのステータス異常も、戦闘を不利にするものばかりだからだ。

 具体的には、徐々にHPが減少したり、まともに移動や行動ができなくなったりといったものをステータス異常と称し、クリーチャーたちはあの手この手でAyaに対し、これらの異常を発生させるべく攻撃をしかけてくる。異常が発生したがために、思わぬ深手を負うこともあるのだ。治療・予防ともに解説するので、しっかりと理解してプレイに活用してほしい。
主なステータス異常
 
名称 症状 治療法
猛毒 一定時間ごとにダメージを受ける
動かなければHPの減少ペースは落ちるが、
逆に走ると早く消耗していく
解毒剤
メタボリズム
暗闇 ターゲッティングができなくなる
ただし、敵の方向に正しく向いていれば
攻撃は当たる
解毒剤
メタボリズム
沈黙 パラサイトエナジーが使えなくなる
もちろんメタボリズムも使えないため、
アイテムで回復するか、自然治癒を待つしかない
鎮静剤
混乱 方向キーの入力がランダムになる
まともに移動することすらできない
鎮静剤
メタボリズム
マヒ 一定間隔で行動不能になる
パラサイトエナジー発動中や
武器のリロード中に発生すると、行動を
キャンセルされてしまう
解毒剤
メタボリズム
興奮 武器攻撃力がアップするが、攻撃のたびに
HPを2消費してしまう
さらに、回復・補助系パラサイトエナジーが
使えなくなり、攻撃系パラサイトエナジーを
使用すると、MPではなくHPを消費する
鎮静剤
治療と予防
 発生したら、治すほかないのがステータス異常。が、ほとんどは一定時間が経過すると自然治癒する。また、異常が継続するのはその戦闘中のみ。戦闘が終了すればすべての効果がなくなる。即ち、よっぽどの強敵との戦いでもなければ、放置してもかまわない。

 が、やはりボス戦や複数の敵を相手にする場合など、不利な場合もあるだろう。そういう場合は、敵と距離をとって治療しよう。ほとんどのステータス異常は、パラサイト・エナジー「
メタボリズム」で回復できる。ただし待機時間には注意すること。治療をしようとしたものの、待機中に攻撃を受けたのでは逆効果だ(しかも発動をキャンセルされる)。

 メタボリズムでは、沈黙と興奮は治療できない。となるとアイテムしかないわけだが、もちろんそのためには鎮静剤をアタッチメントにつけておかなければならず、ただでさえ貴重なアタッチメントをそのために潰すのは得策ではない。ならば、あらかじめステータス異常が発生しないようにすればいいわけだ。

 実はメタボリズムには、治療だけでなく
予防の効果もある。一度発動すれば20秒効果が持続し、その間はあらゆるステータス異常が発生しなくなる。20秒というと短く思えるが、そのおかげで「治療したばかりなのにまたやられた」ということがなくなるわけだ。ちなみに、メタボリズムの効果持続中は、興奮状態になるアイテム「オードトワレ」は使用できない。また、異常が発生していなくても、解毒剤や鎮静剤を戦闘開始と同時に使っておくことで、予防効果が戦闘終了まで持続することも頭の片隅に留めておこう。

 が、予防のために戦闘中に何度もメタボリズムを発動するのは得策ではない。それにMPには限りがある。アイテムにしろ、持てる数には限りがある。万全を期すなら、
防具やアイテムで未然に防いでおく方が賢いと言えるだろう。防具の中には、特定のステータス異常を受け付けない特性を持ったものが多く存在する。それを装備していれば、その異常にかかることは100%ない。さらにアタッチメントを増やすなどして、異常を防ぐアイテムを装着しておけばカンペキだ。自分の苦手とする異常や、致命傷になり得る異常は装備で防ごう。

異常を防ぐ防具
名称 防ぐ異常の種類
レザージャンパー マヒ
アサルトジャンパー
タートルベスト マヒ
PASGTベスト
コンバットアーマー 沈黙
EODスーツ マヒ
サラトガスーツ 毒、マヒ
サイコ・ブロテクター 混乱
異常を防ぐアイテム(アタッチメント装着時のみ)
ハンター・ゴーグル 暗闇
リップスティック 沈黙
MD 混乱、興奮
ステータス異常を敵に発生させる
 ステータス異常にかかるのはAyaだけではない。クリーチャーも生き物である以上、ステータス異常を引き起こしてやることは当然可能である。この場合、戦闘はAyaに有利に傾くだろう。

 結論から言えば、敵に発生させられる異常は
猛毒マヒ暗闇だけである。毒はパラサイト・エナジーのネクローシスか、マグナム「マングース」用の弾丸「44マエダSP」を当てることで引き起こせる。実用的なのはネクローシス。マグナムはゲーム終盤にならないと手に入らない(ルートによっては出現しない)。毒の継続ダメージはなかなかのもので、ネクローシスを当ててあとは逃げ回っていれば、勝手に倒れてくれることもある。ただし、すべての敵に通用するわけではない。

 さらに実用的なのがマヒ。一定時間でも相手の動きを封じることができれば、戦況は一気にAyaの有利に。具体的には相手の弱点を利用し、衝撃・閃光などの属性を当ててマヒ(転倒)させる方法が基本である。ストーカー系の敵も、マヒさせることができれば楽勝だ。そのためには敵の弱点を早期に把握し、武器のサブアームや弾丸の特性、アイテムやパラサイト・エナジー「
プラズマ」を有効利用していこう。

 暗闇は、閃光を弱点とするクリーチャーに閃光属性の攻撃を加えることで誘発させることができ、誘発に成功すると、敵はAyaの姿を捉えることができなくなる。クリーチャーによっては、そのことが結果的にマヒに繋がるものもあり、さらに閃光によって即死する敵もいる。

 最も凶悪なのがパラサイト・エナジー「アポビオーシス」。直接的なマヒ属性を持ったエナジーで、ほとんどのクリーチャーに対して有効。しかもレベル3まで強化すると効果がエリア全体に広がるため、戦闘開始と同時に発動するだけですべての敵がマヒし、勝ったも同然状態となる。ただし、強力なだけに消費MPが多いうえ、強化には大量のEXPを必要とするので、その効果は2周目以降で味わうことになるだろう。

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