2周目以降へのEXP・BP持ち越しについて

 どのモードにおいても晴れてエンディングを迎えることができると、ゲーム中で未使用のEXPとBPを、ボーナスとして次の周回へと持ち越すことができる。これによって、次周はスタートから潤沢なプレイを楽しめると思うだろうが、そう単純ではない。余剰したEXP・BPがそのまま持ち越せるわけではないのだ。ここではその法則を確認しておく。

 まず、持ち越しEXP・BPの算出方法を知ろう。これには、おおまかに4つのポイントがある。

1.基本数値
2.アイテムボーナス
3.特別ボーナス
4.修正倍率

 まず、ひとつめの「基本数値」は、前の周回で未使用のままのEXPとBPを指す。ふたつめは、Ayaがクリア時点で
所持しているアイテムアイテムボックスに残ったアイテムのことで、これらはクリア時にすべてBPに換算される(ただし、基本価格の半値となる)。

 さらに「
特別ボーナス」とは、プレイヤーのプレイ内容に対して発生するボーナスのことである。たとえば、特別なキーアイテムの入手の有無や、特殊なイベントを発生させたか否か?などについて、条件を満たしていればボーナスBPが加えられるのだ。以下、ボーナスBPを獲得可能なアイテムやイベントを表にしてまとめておく。

メンデル9月号 アクロポスタワー・カフェテリアのテーブルを調べて「科学雑誌・メンデル9月号」を入手していると、ボーナスBP10000獲得。
エアリス9月号 シェルター・寝室でヨシダのベッドから「コンピューター雑誌・エアリス9月号」を入手していると、ボーナスBP5000獲得。
ボーマン・カード ゲームのクリアに必須なので、確実に手に入るボーナス。30000BP。
ヨシダ・カード カイル・ルートでしか手に入らないボーナス。15000BP。
テディ・ベア シェルター脱出時にテディ・ベアを入手しておくと、10000BPのボーナス。
兵士救出 米軍ヘリポートからシェルター・ポッド兵士架橋へ向かう途中、消毒室で傷ついた兵士を救出するイベントを発生させるとボーナス30000BP。テディ・ベアを入手し、さらにそれをフリントに嗅がせていないと発生しないレア・イベント。
ピアース救出 ピアース・ルートで、ラストバトルに向かう前にゴーレム冷凍室に閉じ込められたピアースを助けていると30000BPのボーナス。もちろんカイル・ルートでは発生しない。
分岐があるため、一度のプレイですべてのボーナスを獲得することは不可能。ピアース・ルートの場合、ヨシダ・カードは手に入らないため、最高ボーナスは115000BPとなる。

 これらの「アイテムボーナスBP」と「特別ボーナスBP」を、クリア時の余剰BP「基本数値」に加算。さらに、その合計値にゲームモードごとの修正倍率をかけたものが、ネクストプレイ持ち越しボーナス値となるのだ。モードごとの修正倍率は以下。

ゲームモード 持ち越しポイントの修正倍率 クリア時ボーナス倍率
リプレイ 1/10 1
バウンティ 1/20 3
サポートレス 1/100 5
デッドリー なし 10

 即ち、持ち越したポイントに修正倍率をかけたものが、実際のリプレイ時に与えられるボーナスとなる。少々複雑だが、たとえば、ノーマルモードを余剰EXP20000、余剰BP(ボーナス含む)100000でクリアしたとしよう。その場合、次にクリアデータを使用してリプレイモードを始めると、持ち越しポイントは修正倍率(1/10)をかけたEXP2000、BP10000となるわけだ。

 「クリア時ボーナス倍率」というのは、そのモードをクリアした場合のボーナス倍率。つまり、デッドリーモードをクリアすると、余剰EXP・BPを10倍にしたものがボーナス基本値となるわけ。逆に言えば、リプレイモードばかりを繰り返してプレイしていると、持ち越しは次第に減っていくだけになるということ。

PE2トップへ戻る

2003/2004 GAMERS EDEN