オオアカ屋への投資を検証!

 ストーリー序盤から現われ、プレーヤーに投資を求めてくる謎の商人・オオアカ屋。初めて出会う連絡船・リキ号では、どうすればいいのか悩んだプレイヤーも少なくないはずだ。彼に投資をして得をするにはどうすればいいのか?単純なようで明確な答えの得難い「オオアカ屋への投資」について、検証してみよう。

 まず大前提として、オオアカ屋の価格は基準価格の2倍が基本だということ。ポーションが100ギルすることからもこれは明白な事実であろう。つまり、投資によってこれを基準価格より安くすることができれば、単純に得をすることになるのだ。では、いくらぐらいのギルを投資すればそれが可能なのか?以下の表を見てほしい。

投資した総額 商品価格の変動
100ギルまで 基準価格の2倍(つまり、この程度の投資では変化なし、ということ)
1000ギルまで 基準価格の1.5倍(まだ基準価格より高い)
10000ギルまで 基準価格の1.2倍(まだやや高い)
10001ギル以上 基準価格の約0.7倍=ちょっと安くなる(ただしこれ以上は安くならない)

 

 つまり、
10000ギルに満たない投資は、「もとを取る」という側面から見るとあまり意味がないということ。10001ギル以上の投資ではじめて基準価格より安くなるが、これではまだ投資のもとを取っていることにはならない。つぎこんだ10001ギルのもとを取るには、およそ25000〜30000ギルの買い物をしないと意味がないのだ(ゲーム序盤でこの出費はかなりの高額だろう)。これらを買うためにギルを稼ぐべく戦闘を繰り返せば、いつのまにかキャラが強くなってオオアカ屋の武器が不要になるという矛盾もはらんでいる。

 しかし、オオアカ屋の存在意義を別の角度から見てみると、強敵との戦闘の前には必ず現われて、普通のショップでは売っていない有用な武器・防具を売ってくれるという面もある。これらの武器は当然高いが、これも「普通にショップで買う場合」の2倍に値する額となっている。これらを事前に1.5倍もしくは1.2倍まで引き下げることも、考えようによっては短期的には得であると言える(長期的には損をすることになるが=この段階での武器はいずれ「使えない」武器になってしまうため)。

 また、オオアカ屋は投資する時に「金、貸してくれるってか?」と言うが、
投資したギルが返ってくることはないので、念の為。あくまで買い物でもとを取る、ということ。

ちなみに、オオアカ屋に投資できるポイントは以下の通り。
1.連絡船リキ号に初乗船時、通路で
2.連絡船ウイノ号に初乗船時、通路で
3.港町ルカの1番ポートにて(誘拐イベント前・後いずれのタイミングも可)
4.ミヘン街道・旧道南部にて、キノコ岩街道に進行する前まで

 しかし、せっかくの投資もマカラーニャの森に到着して以降は無意味になる。マカラーニャの森・湖への道に現われるオオアカ屋は、価格についてティーダに意見を求めてくる。そこで「高すぎ・ちょうどいい・安すぎ」という選択肢が出現。これを選んだ結果によって、以後マカラーニャ寺院を脱出するまではここでの選択が価格に影響する。具体的には、高すぎ=基準価格の1.5倍、ちょうどいい=基準価格の2倍、安すぎ=基準価格の2.5倍となっている。ここは迷わず「高すぎ」を選んでトクをしよう。ここでの選択にはこれまでの投資はいっさい影響しないほか、ここでオオアカ屋に話しかけなかった場合は、以後の価格が自動的に「安すぎ」を選んだのに等しい状態(つまり2.5倍)になるので注意しよう。

 聖ベベル宮脱出後はしばらくオオアカ屋と出会う機会がなくなり、その後にオオアカ屋は弟のワンツが24代目を継承、ティーダたちとはガガゼト山で再会することになる。ここではまた、かつての投資およびマカラーニャでの選択は無効になるのだ。

そこで、GAMERS EDEN的・オオアカ屋投資の結論

「投資は一切しないでOK。」ってことでひとつ。

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