FFX・隠しパラメータ「好感度」

 今作「FFX」ではかつての「FFVII」のように、それぞれの仲間キャラクターごとにティーダに対する隠しパラメータ「好感度」が設定されている。これは通常、数値として画面に表示されるものではないが、ティーダのあらゆる行動によって内部的に常に変動しているのだ。VIIにおける「デートイベント」のような遊びはないものの、ちょっとした会話イベントなどにおいてその影響が現われる。ただ、FFVIIほどその条件は複雑ではなく、比較的容易に調整が可能だ。ちなみに、女性3人(ユウナ・ルールー・リュック)の方が好感度は上がりやすいように設定されている。


好感度を左右するティーダの行動
 好感度上昇
 ・戦闘中にポーションや魔法などで仲間キャラクターを回復すると上昇
 ・そのキャラクターにとってシナリオ上重要な意味を持つイベントを発生させると上昇
 ・特定のイベント後、ティーダが自由に動けるようになってから最初に話かけると上昇
 ・イベントの選択肢で、仲間を喜ばせるような選択肢を選ぶ

 好感度低下
 ・戦闘で仲間を傷つけるような行動(混乱による攻撃、物理&魔法攻撃、
  ドレインなど)をすると低下
 ・選択肢で仲間を傷つけるような選択をする

 特定のキャラクターの好感度を上げたいのなら、「会話では真っ先に話しかける」「戦闘で意図的に回復しまくる」「ティーダには目的のキャラクター以外は回復させない」あたりを重点的に行えばいいだろう。


好感度を確認できるイベント
グアドサラムにて異界後、
ユウナがシーモア屋敷に行ってからの会話

 ここではルールー・リュックが候補。この時に好感度の高い方とユウナの結婚について会話をするが、リュックは仲間になったばかりなので普通にプレイしているとまずルールーになる。リュックとの会話が見たいのならば、その前の幻光河での戦闘でリュックを回復し続ければ調整が可能である。ここでの会話では選択肢も登場するが、この選択肢も後の好感度に影響する。

アルベドガンナー戦後、
スノーモービルでマカラーニャ寺院へ移動

 ここでは最も好感度の高いキャラクターと会話が発生する。ルールー・リュックはティーダの後ろに乗り、アーロン・キマリはティーダと並走しながらの会話となる。ワッカはここでは登場しない。普通にプレイしているとほぼルールーになるだろうが、これまでの戦闘中の行動で調整は可能。アルベドガンナー戦で目的のキャラを数十回も回復してやればかなり変化するはずだ。

「シン」のみぎうでと戦った後
 「シン」のみぎうでとの戦闘後、「シン」の頭に飛び移ることになった時、ティーダの発言に対してこの時点で最も好感度の高いキャラクターが真っ先に反応し、最初に飛空艇からダイブする。ここでは仲間6人すべてが対象となる。

エース・オブ・ザ・ブリッツ発動時
 ティーダのオーバードライブ技「エース・オブ・ザ・ブリッツ」では、技の途中で仲間キャラクターがティーダに対してボールをパスするが、ここで登場するのはその時もっとも好感度の高いキャラクターである。ここで登場するのは女性3名のみで、最も好感度の高い女性が「イベントなどでメンバーにいない」「戦闘不能」「石化」の状態にある時は、次に好感度の高いキャラクターが登場するようになっている。女性3人ともこのような状態であった場合には、ボールがどこかから勝手に飛んでくる。特に水中戦では女性メンバーはリュックだけになるため、リュックの好感度がユウナ・ルールーよりも低ければやはりどこかからボールが飛んでくる。常にボールがひとりでに飛んでくる状態なら、女性3人の好感度はそうとう低いと言うことができる。

 このように、好感度がシナリオに大きな影響を与えることはなく、また、それによって得られるメリットもない。が、2回目以降のプレイでのお遊び要素としては、その会話の変化をそれなりに楽しめる。特にひいきのキャラクターがいるならば意識してみよるのも悪くない。

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2001/2004 GAMERS EDEN