リンの犯人探し

 ミヘン街道ではストーリーレベル1〜3を通じて、不可思議な現象が何度となく発生してリンを悩ませてきた。いったい、誰がこのようなことを?!その疑問解明と犯人探しを、ストーリーレベル4になるとリンが始めるのだ。具体的には、通信スフィアを使って証拠を集めていくのだが、実は伏線はかなり早い段階から用意されており、後になってからだと補完できない条件もある。できればなるべく早い段階でこのページを読んで誰を犯人にするか決めておき、各ストーリーレベルで条件を満たすべく行動しておくといい。
 「リンの犯人探し」の結末はストーリーレベル5のミヘン街道で見ることになるのだが、誰が犯人になるかは前述の通り、それまでのプレイヤーの行動(満たした条件)によって変化する。結末によってはエピソードコンプリートにならない場合もあり、また解決時に手に入るアイテムも変化してくる。エピソードコンプしたいか(ひいては「きぐるみ士」が欲しいか)、どのアイテムが欲しいかを明確に決めておけば、ゲームをスムーズに進められる。条件を知らなかったばかりにエピソードコンプできず、泣きを見るケースもあるからだ。ここでは、犯人全5パターンと入手アイテム、エピソードコンプの可否をまとめて一覧にする。参考にしてほしい。

「リンの犯人探し」結末の一覧
犯人 エピソードコンプリート 手に入るアイテム チョコボの利用
リュック する ラグナロク
ヒクリ する 特になし
子チョコボイーター する 特になし
運動家 しない エクスポーション×2 不可
リン しない ギップルスフィア 可(無料)
解決しなかった しない エーテル 不可

 きぐるみ士を入手したい場合は、全地域のエピソードコンプリートが条件なので、ミヘン街道をエピソードエンドにするわけにはいかない。未解決は言語道断だが、リンと運動家の結末も避けるべきだ。オススメはリュックで、きぐるみの条件も満たせる上、レアアクセサリ「ラグナロク(戦闘中のMP消費ゼロ)」が手に入る。

 逆に、ゲームのすべての要素を楽しみたいなら、リン犯人による入手品「
ギップルスフィア」もぜひ見たいもの。前作に登場したある人物の姿を見ることができる貴重なスフィアだ。が、リンが犯人の場合はエピソードエンドとなり、きぐるみ入手の妨げとなる。自分が何を欲しているかよく考え、1周で両立できないものは翌周以降に楽しもう。
犯人決定の判定について

 「リンの犯人探し」において誰が犯人になるかは、言ってみれば
ポイントの蓄積による。ある証拠をイベントとして見ることで、その証拠ごとに定められたポイントが該当する人物に蓄積される。当然、証拠を見逃せば該当する人物が犯人になる確率は低くなるわけだ。基本的には、「犯人にしたい人物のポイントを上げるべく証拠を集め」、「それ以外の人物のポイントは低くするべく証拠を見ないようにする」ことだ。最終的に最もポイントの高い人物が、ストーリーレベル5で犯人になる。それには、どのタイミングでどの人物の証拠イベントが発生するかを知っておかなければならない。

 証拠はストーリーレベル1〜3のミヘン街道のあちこちに用意されているほか、ストーリーレベル4で行なう通信スフィアによる証拠集めで見ることができる。通信スフィアはミヘン街道に7つ(特定のイベント=「ストーリーレベル3・新道でシンラがスフィアを落とす」を発生させた場合は8つ)設置されており、各通信スフィアを見た際に気になることがあれば
×ボタンでリンを呼び出し、証拠を調べさせることができるのだ。

 では、各ケースの条件を個別に追っていこう。
【必須】と記されたもの以外は必ず発生させなければいけないものではなく、犯人になるポイントさえ満たせば(5人の犯人候補の中でトップになれば)犯人に確定させることができる。基本的には以下の手順で進めればいいが、多少前後しても特定の証拠を見ればOK。もっとも安全のためには下記の通りに進めるのが無難。ただし、【必須】を発生させていない場合は、その人物は絶対に犯人にならないので注意。
リュックを犯人にするには

1.ストーリーレベル2のミッション「チョコボっ!」の進行中、ミヘン街道南端でチョコボを探しているリュックが遺跡から飛び降りて尻モチをつくところを見た【必須】

2.ミッション「チョコボっ!」で、時間制限に間に合いチョコボイーターと戦った。結果として、ヒクリがチョコボに乗る結末を見ている【必須】

3.ストーリーレベル4の通信スフィア調査で、「遺跡」のカメラを見る。マキナが歩いてきて止まったところでリンを呼び出し、リンが機械についた足跡を見つける。1の条件を満たしていないと発生せず、また、1を発生させていてもこの証拠を見ていないとリュックは犯人にならない【必須】

4.通信スフィア調査で、「新道」のカメラを見る。橋の近くに人が集まっているはずなので、リンを呼び出して話しを聞かせると、何かの落下跡が見つかる。ここでリンが「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」と言えばひと安心

5.さらに通信スフィア調査を進め、「ホバー落下点」のカメラを見る。マキナが集まっているところでリンを呼ぶと、ケガ人を発見する

6.さらに「シンラが落としたスフィア」を見ると、ストーリーレベル3のミッション「暴走機械を止めろ!」で特定の条件を満たしていた場合のみ、リンを呼び出すことで岩棚に付いた足跡を発見できる。ここで2度目の「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」が聞ける。ただし、特定の条件を満たしていない場合や、シンラがスフィアを落とすのを見なかった場合はこの映像は見ることができない。この場合、なにか他の適当な証拠を見て、リンに「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言わせること。そうしないと次の証拠イベントが発生しない。

7.通信スフィア調査で「旅行公司前」のカメラを見るとリンが登場。5の条件で救助したケガ人が貴重な情報を聞かせてくれたと語る。当然、5を発生させていないと見られない

8.「旅行公司裏」のカメラを見る。リンを呼ぶと、屋根の上から男性が落下してマキナにぶつかる。この様子を見ると、リンは「ふむ……どうやら事件の全貌が見えてきたようです」と語り、調査は終了。
ヒクリを犯人にするには

1.ストーリーレベル1〜3のいずれかで、街道北端からホバーで旅行公司に行き、ホバーが崖下に落下するシーンを見た

2.ミッション「チョコボっ!」で、時間制限に間に合わずチョコボイーターと戦った。結果として、ヒクリがチョコボに乗れない結末を見ている【必須】

3.ヒクリを飛空艇には乗せずにストーリーレベル2を終了した【必須】

4.ストーリーレベル4の通信スフィア調査で、「新道」のカメラを見る。橋の近くに人が集まっているはずなので、リンを呼び出して話しを聞かせると、何かの落下跡が見つかる

5.ストーリーレベル4の通信スフィア調査で、「旧道奥」のカメラを見ると、ヒクリが何かを探している。1と2の条件を満たしていれば必ず発生。リンを呼んで調査させる【必須】

6.さらに通信スフィア調査を進め、「ホバー落下点」のカメラを見る。4を発生させてリンを呼んでいれば見ることができる。ここでリンが「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言えばまずまずの出来【必須】

7.さらに「旅行公司前」の通信スフィアを見ると、1・2・5すべてを発生させている場合には、リンがヒクリに羽を渡すところを見られる

8.続いて「旅行公司裏」のカメラを見ると、運動家がスフィアパネルのそばを物色している。ここでリンを呼ぶと運動家は逃走するが、ヒクリ犯人の条件を満たすにはここでリンを呼ばないこと。リンを呼んでしまうと次の8が発生しなくなる

9.再度「旅行公司裏」のカメラを見ると、運動家をヒクリが見ているシーンが見られる。ただし、条件1と2を満たしている場合のみ。また、7でリンを呼んでいると見られない

10.さらに通信スフィア調査を進め、「ホバー落下点」のカメラを見る。マキナが集まっているところでリンを呼ぶと、ケガ人を発見する。ここでリンが2度目の「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言う

11.9を満たしていると、「旅行公司前」のカメラにリンが登場。9の条件で救助したケガ人が貴重な情報を聞かせてくれたと語る。当然、9を発生させていないと見られない

12.「新道」のカメラを見ると、ヒクリが何らかの証拠隠滅をしている様子を見ることができる。ただし、条件1と2を満たしている場合のみ

13.「街道北口」のカメラを見る。運動家とその助手が何かを話し合っている。ここでリンを呼ぶと、助手がどこかへ去っていく

14.12を発生させた後に「遺跡」のカメラを見る。リンを呼ぶと、助手から話しを聞くことができるのだ。ここでリンは「ふむ……どうやら事件の全貌が見えてきたようです」と語り、調査は終了する。
子チョコボイーターを犯人にするには

1.ストーリーレベル1・ミヘン街道旧道北部で、去っていく子チョコボイーターの姿を見た

2.ストーリーレベル4での通信スフィア調査で、まず、「旅行公司裏」のカメラを見ると、子チョコボイーターがスフィアパネルを見ている。リンを呼んで調査させよう

3.続いて「新道」のカメラを見る。橋の近くに人が集まっているはずなので、リンを呼び出して話しを聞かせると、何かの落下跡が見つかる【必須】

4.「街道北口」のカメラを見ると、条件2でリンを呼んだ場合に限り、運動家と子チョコボイーターの姿を見ることができる。ここでリンが1回目の「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言うはず

5.「旅行公司前」のカメラを見ると、カモメを追いかける子チョコボイーターの姿を見ることができる。リンを呼ぶと「好みが変わったのでしょうか」と言う【必須】

6.さらに通信スフィア調査を進め、「新道」のカメラを見る。すると、子チョコボイーターがホバーを追って行く姿を見ることができる。当然リンを呼ぼう【必須】

7.「ホバー落下点」のカメラを見ると、マキナが集まっている。リンを呼ぶと、ケガ人を発見。ここでリンが2度目の「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言う

8.7を満たしていると、「旅行公司前」のカメラにリンが登場。7の条件で救助したケガ人が貴重な情報を聞かせてくれたと語る。当然、7を発生させていないと見られない

9.再度「ホバー落下点」のカメラを見てリンを呼ぶと、リンが落下したホバーに何かの大きな衝撃を受けた跡があるのを発見する。ここでリンは「ふむ……どうやら事件の全貌が見えてきたようです」と語り、調査は終了する。
運動家を犯人にするには

1.ストーリーレベル1〜3のいずれかで、街道北端からホバーで旅行公司に行き、ホバーが崖下に落下するシーンを見た

2.ストーリーレベル2のミッション「チョコボっ!」においてヒクリを助けに行く途中、ミヘン街道・街道北端で運動家に話しかけた

3.ストーリーレベル3で最初にミヘン街道に訪れる際にキノコ岩街道側から入り、立ち去っていく運動家の姿を目撃した

4.ストーリーレベル4の通信スフィア調査が始まったら、「街道北口」のカメラを見る。すると運動家とアルベド族の男性の姿を見ることができる。リンを呼んで調査させよう

5.4のイベントでリンを呼んでいれば、「新道」のカメラを見た時に運動家とその助手が現れる。ここでリンを呼ぶと、運動家が逃げるように去って行く

6.再度、「新道」のカメラを見る。橋の近くに人が集まっているはずなので、リンを呼び出して話しを聞かせると、何かの落下跡が見つかる。ここでリンが1回目の「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言うはず

7.「旅行公司裏」の通信スフィアを見ると、運動家がスフィアパネルのそばを物色している。ここでリンを呼ぶと運動家は逃走する

8.さらに「旅行公司裏」のカメラを見ると、4で運動家と会っていたアルベド族が機械をいじっている様子を見ることができる【必須】

9.8を満たした後で「遺跡」のカメラを見ると、遺跡で密会している運動家とアルベド族の様子を見ることができる。リンを呼んでおくこと【必須】

10.さらに通信スフィア調査を進め、「ホバー落下点」のカメラを見る。マキナが集まっているところでリンを呼ぶと、ケガ人を発見する

11.条件9発生時にリンを呼んでいれば、「旧道奥」のカメラを見ることで、座っている男たちとなにやら話している運動家の姿を確認できる。リンを呼ぼう

12.11を発生させてリンを呼んだ場合、「ホバー落下点」のカメラを見ると、ホバーの陰に何かを隠す運動家の姿を見ることができる

13.条件9でリンを呼んだ場合に「街道北口」を見ると、運動家が女性と話している。リンを呼んで調査させよう

14.13のイベントでリンを呼んでいれば、さらに「街道北口」を見てみることで、遺跡に何かを隠している運動家を発見。ここでもリンを呼ぼう。さらに他の通信スフィアに切替えないまま再度リンを呼ぶと、さきほど運動家が隠したものをリンが発見してくれる。これらは別々のふたつの証拠として扱われる。

7〜14いずれか4つを発生させると、リンが2度目の「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」を言う。調査は次のステージ(15以降)へと進み、7〜14は発生しなくなる。つまり、運動家は証拠が過剰に用意されており、何も考えずに進めるとどうしても運動家が犯人となる確率が高くなるのだ。エピソードコンプリートの妨げとなるので、これは非常に迷惑だぞ。

1510の条件を満たしていると、「旅行公司前」のカメラにリンが登場。10の条件で救助したケガ人が貴重な情報を聞かせてくれたと語る。当然、10を発生させていないと見られない

16.「旧道奥」のカメラを見て、リンを呼ぶ。リンが座っている男たちから話を聞く

17.「街道北口」のカメラを見る。運動家とその助手が何かを話し合っている様子が見られる。ここでリンを呼ぶと、助手がどこかへ去っていく。ここでリンは「ふむ……どうやら事件の全貌が見えてきたようです」と語り、調査は終了する。
リンを犯人にするには

 リンのみは例外で、ストーリーレベル4での通信スフィアによる証拠集めが影響しない。リンを犯人にするには、特殊な条件を成立させなければならないのだ。

1.ストーリーレベル1・ミヘン街道中央部で、機械をまとめて操作しようと実験している女性と会話した

2.ストーリーレベル2でのミッション「チョコボっ!」をコンプリートした後、ミヘン街道の旅行公司を訪れてリンとすれちがった

3.ストーリーレベル3でのミッション「暴走機械を止めろ!」で、同時に解体を進めるアルベドよりも多く(7体以上を破壊)してコンプリートした。喜ぶ人々の後ろにリンの姿があった

4.「暴走機械を止めろ!」コンプリート後、ミヘン街道・新道北部で、シンラが通信スフィアを崖下に落とすシーンを見た

5.ストーリーレベル4での通信スフィア調査で、「シンラが落としたスフィア」を見る。すると、リンとアルベド女性の姿を見られる。ここでリンを呼ぶ。以後、リンが「どうやら事件の核心に近づいてきたようです」と2回言うまで適当に証拠を集めよう

6.「ホバー落下点」のカメラを何度か見ているうちに、突然画面が真っ暗になった

7.6の条件を満たしたら、他の通信スフィアは見ないで必ず「新道」を見る。すると、落下したホバーのそばでリンが何かをしている様子を見られる

8.1〜7をすべて満たした状態で、証拠イベントが発生しない場所でリンを5回以上呼びつける。すると、以後はリンを呼び出せなくなり、「見捨てられた」らOK。
入手アイテム

 誰が犯人になったかで、ストーリーレベル5での解決後に入手できるアイテムが変化。リュックが犯人になった場合はその場で「ラグナロク」、リンの場合は「ギップルのスフィア」を入手。運動家が犯人になっていた場合、チャート中の14を発生させていれば、犯人探し終了後にミヘン街道の旅行公司に宝箱が出現し、エクスポーション×2を入手できる。ヒクリおよび子チョコボイーターが犯人になった場合、アイテムの入手はない。
解決しないケース

 ストーリーレベル4において、通信スフィアでミヘン街道を見なかったり、見たもののリンからの依頼を拒否した場合、もしくは調査はしてもたいした証拠を集めないままやめてしまったりすると、事件は解決せず犯人も不明のまま。ストーリーレベル5でミヘン街道に立ち寄ってもリンは現れず、そのままミヘン街道はエピソードエンドになってしまうのだ。ただし、調査をしていて未解決になった場合のみ、ストーリーレベル5でミヘン街道を訪れた際、リンの助手からエーテルをもらうことができる。が、エピソードエンドの代わりにしては安すぎる代償だろう。

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