チョコ牧場
チョコ牧場の主な目的は、当初は一見すると「チョコボにアイテムを拾わせてくる」という安易なものに見えてしまうため、極めてオマケ要素の強いミニゲームに思えてしまう。そのせいでイベントそのものを軽視してしまい、ほとんど手付かずで放置してしまうプレイヤーもいるが、彼らは決まって後から慌てだす。実は、ストーリーレベル5で出現する「隠しダンジョン」の多くは、このチョコ牧場がカギを握っているからだ。
チョコ牧場を始めるには チョコ牧場は、プレイヤーが能動的に発生させなければならず、黙っていて出現するイベントではない。条件はかなり早い段階から伏線が張られており、後々泣くことになるケースも考えられる。ポイントは、常にクラスコの存在を気にしておくことだ。チョコ牧場がオープンするまでの流れを、以下に簡単にまとめておくので参考にしてほしい。 ストーリーレベル1・キノコ岩街道で、ミッションをコンプリート。その後で街道入口にいるクラスコに話しかけ、「飛空艇に乗せてほしい」の申し出をOKする。必ずしも彼を飛空艇に乗せる必要はなく、ここで話しかけていればフラグは立つ。 これを忘れた場合はストーリーレベル2のキノコ岩街道で必ずクラスコに話しかけること!このタイミングを逃すとチョコ牧場は発生せず、クラスコは行方不明になる。 ↓ クラスコを飛空艇に乗せていた場合、もしくはストーリーレベル2のキノコ岩で話しかけておけば、ストーリーレベル2におけるミヘン街道のミッション「チョコボっ!」をコンプリートすると、クラスコは飛空艇を降りてミヘンの旅行公司前にいるようになる。このクラスコを、ヒクリとともに再度飛空艇に乗せる。それから飛空艇でナギ平原に向かうと、クラスコが飛空艇を降りて遺跡に行くイベントが発生。直後にミッション「遺跡の魔物をおっぱらえ!」に挑戦できる。ミヘン街道のミッションを行なわなかった場合や、ミヘン街道のクラスコを飛空艇に乗せなかった場合は、「遺跡の魔物をおっぱらえ!」がストーリーレベル3で発生する。 ↓ 「遺跡の魔物をおっぱらえ!」コンプリート後にクラスコがチョコ牧場を開設。この時点から各地でチョコボを捕獲可能になる。 つまり、確実に発生させるのに必要なのはストーリーレベル1・キノコ岩街道のミッションをコンプリートし、直後にクラスコに話しかけることのみ。飛空艇に乗せたかどうか、ミヘン街道の「チョコボっ!」をコンプリートしたかどうかは、チョコ牧場の発生時期に影響するということ。 チョコボの捕獲 これまで、戦闘で何度かチョコボと遭遇したこともあるだろう。実はこのチョコボ、チョコ牧場開設後に「ギサールの野菜」を持っている状況であれば、捕獲することができるのだ。戦闘開始とともに、行動可能となった者がすばやくチョコボに「ギサールの野菜」を使用(もたもたしてるとチョコボは逃げてしまう)。するとチョコボはおとなしくなり、バトルにとどまる(攻撃してはいけないぞ)。そのスキに他の魔物をすべて倒し、最後にあらためてギサールの野菜をもう一度チョコボに与えれば捕獲完了となる。まれにチョコボ一匹のみとエンカウントすることがあるが、その場合はギサールの野菜をひとつ与えるだけで捕獲可能。 なお、チョコボはこちらがギサールの野菜を持っていないと、すぐに逃げてしまう。 チョコボが出現する地域は以下の通り。ちなみに、地域によって「高いレベルのチョコボが出やすい」などといった傾向はなく、チョコボのレベルはあくまで確率によって決定する。「チョコメテオ」を使ったからといって、そのチョコボの潜在能力が高いとは必ずしも限らない。
捕獲したチョコボの育成とステータス 戦闘で捕獲したチョコボは、自動的にチョコ牧場に向かう。チョコ牧場に行ってクラスコに話しかければ、捕獲したチョコボのステータスを確認できるほか、場合によっては育成することも可能だ。それらのチョコボを各地に派遣、アイテムを拾って来させるというのがチョコ牧場の(表向きの)趣旨である。 チョコボのステータスが意味するものは以下。
実際の育成は、チョコボに野菜を与えることで行なう。育成に使用するのはパサーナの野菜、ミメットの野菜、シルキスの野菜の3種類。それぞれ用途が異なるので注意してほしい。 レベル1のチョコボ ↓(パサーナの野菜×10を与える) レベル2のチョコボ ↓(ミメットの野菜×10を与える) レベル3のチョコボ ↓(ミメットの野菜×10を与える) レベル4のチョコボ ↓(シルキスの野菜×10を与える) レベル5のチョコボ 野菜は、ユウナがバトルをしている間にクラスコが独自に仕入れを行なっているという設定。野菜が足りなくなったら、クラスコに話しかければ補給が可能だ。ユウナは各野菜を最大99個所持することができ、持ちきれない分はクラスコが9999個までは預ってくれる。クラスコの預り分もなくなってしまった場合は、一定回数のバトルをこなせば仕入れてくれる。野菜がなくなったらバトル、と覚えておこう。 チョコボの派遣 では、実際にチョコボを各地に派遣してみよう。派遣できるのは「1軍チョコボ」と呼ばれるチョコボたちで、一度に派遣できるのは最大で4羽までだ。それ以上のチョコボを捕獲した場合は2軍に10羽まで登録できる(それをさらに超えて捕獲した場合は、無条件で逃がされる)。1軍と2軍は、派遣中を除いていつでも任意に入れ換え可能だ。 派遣することができる地域は全部で12ヶ所あり、それぞれの地域ごとにチョコボの性格との「相性」が設定されている。相性の悪い地域に派遣されたチョコボは、アイテムを発見する確率が大幅に低下するばかりか、逃亡する確率も大きくなる。各地域とチョコボの「相性」を以下にまとめておくので、派遣の際には最も適したチョコボを選ぶようにしよう。
派遣から戻ったチョコボが持ってきたアイテムは、そのままプレイヤーのものになる。また、アイテムを見つけないで戻ることもあり、最悪の場合は逃亡して帰って来ないことも。派遣の結果が早く知りたい場合は、チラッとナギ平原に出て7回ほどバトルをしてこよう。派遣したチョコボはユウナが戦闘を7回したタイミングで戻るのだ。アクセサリー「敵よせの腕輪」を装備していると効率がいいぞ。 効率の良い派遣とは 効率良くアイテム収集をしたいなら、以下の条件はよく覚えておこう。 ・派遣地域との相性は、上の表を見てベストなものを選択して派遣 ・気力は満タンまで回復して送り出す ・二軍はMAXの10匹まで集める。二軍が多いほどアイテムの発見確率は上がる ・同じく、二軍が多いほどチョコボの逃亡確率は下がる レアアイテムの発見 チョコボが発見してくるアイテムの種別は、レベル、気力、二軍チョコボの数によってグレードが決められるものの、どのグレードであれその中には驚くようなアイテムはない。戦闘やわいろでじゅうぶん手に入るものばかりであり、実はチョコ牧場によるアイテム収集そのものは、まったくありがたくないのが実際のところ。しかし、ここでしか手に入らないアイテムも「あるにはある」と聞けば、俄然やる気も上がってくる。それが、リザルトプレート「勇者の騎行」と「力の追求者」である。 チョコボがリザルトプレートを拾ってくる確率は高くはないが、その状況をこちら側で高めることはできる。それは、「苦手地域に行かせる」ことと、「気力を低くすること」、かつ「レベルは高く」、そして「二軍チョコボを減らすこと」だ(派遣地域はどこでもいい)。 入手アイテムの判定は「地域に対する相性」と「気力」、これに「二軍チョコボの数」を合わせて算出された「発見確率」によって行なわれる。まずはこれらの値を低くしてこの「発見確率」をあらかじめ下げてやるのだ。この結果、何も発見できないことがあるわけだが、この「何も発見できない」判定の時、派遣したチョコボの気力が100に満ちていないと、「リザルトプレートの発見」という判定が加わる。この時、リザルトプレートの発見確率だけは「レベルが高いほど大きく」なるので、チョコボのレベルは高いほど有利というわけ。 ただし、二軍チョコボの解放や気力を減らすことはチョコボの派遣に大きく影響するため、リザルトプレートの発見は「もうチョコ牧場に利用価値がない」頃まで待ってもいいだろう。それよりも重要なのは、隠しダンジョンの発見だ。 隠しダンジョンの発見 リザルトプレート以外、特に重要アイテムが手に入るわけでもないチョコ牧場を、もくもくとプレイする理由。それはこの「隠しダンジョンの発見」に他ならない。内部では貴重なアイテムを入手できるほか、隠しボスとの対戦、コンプ率の割り振られた新規イベントがあり、やり込み派には見逃せないダンジョンとなっている。隠されているだけあって難易度は高いが、発見自体はそれほど難しくないので、挑戦する価値は多分にある。
また、隠しダンジョンとは性質が異なるが、ビーカネル島にチョコボ(レベルやその他ステータスは関係ない)を派遣すると最初の一匹には必ず逃げられるが、ストーリーレベル5になるとそのチョコボに乗って「砂漠中央部」を発掘できるようになるのだ。 気に入らなければリセット 最後の最後に荒技を紹介しておこう。アイテムを見つけてこなかった、チョコボが逃げてしまったなど結果に満足できないケースは多々ある。苦労して育てたレベル5チョコボが逃げた場合にはなおさらだろう。そんな時のためにも、派遣した後で(バトルを7回以上行なって)クラスコに結果を聞く直前に、チョコ牧場のセーブスフィアでセーブをしよう。実は、派遣の結果はクラスコに話しかけた時点で判定される。気に入らなければソフトリセットし、さきほどのデータから再開すれば、すぐにまた結果を聞くことが可能。何度もやればそのつど異なる結果を聞くことができるだろう。リザルトプレートや隠しダンジョンを狙うのならぜひ活用したい。 |
2003/2004 GAMERS EDEN